福山雅治:4月期「ガリレオ」続編で6年ぶりに月9主演 “新相棒”は吉高由里子

4月期の月9ドラマ「ガリレオ」続編で主演する福山雅治さん(左)と新パートナー役の吉高由里子さん
1 / 1
4月期の月9ドラマ「ガリレオ」続編で主演する福山雅治さん(左)と新パートナー役の吉高由里子さん

 歌手で俳優の福山雅治さん主演でヒットした07年放送のフジテレビの“月9”ドラマ「ガリレオ」の続編が、4月期の同じ月9枠で放送されることが24日、明らかになった。福山さんは前作以来6年ぶりの民放連続ドラマ主演となる。

ウナギノボリ

 福山さんが演じる変人の帝都大学物理学科准教授、湯川学の新パートナーとなる警視庁捜査1課刑事、岸谷美砂役は吉高由里子さんが演じる。これまで湯川のパートナーだった柴咲コウさん演じる内海薫刑事は吉高さん演じる岸谷刑事に任務を引き継ぐ形となる。そのいきさつは内海刑事も登場するドラマ第1話で明かされるという。ドラマは、すでに発表され昨年撮影を終えている6月公開の「ガリレオ」シリーズ最新作の映画化「真夏の方程式」と連動する形だ。

 ドラマは、累計発行部数が950万部を突破した東野圭吾さんのミステリー小説「ガリレオ」シリーズが原作。前回はシリーズの原点ともいうべき「探偵ガリレオ」「予知夢」をドラマ化したが、今回は「ガリレオの苦悩」「聖女の救済」「虚像の道化師 ガリレオ7」「禁断の魔術 ガリレオ8」をドラマ化する。

 福山さんは「もう少し早くできればと思っていたんですが……。1年間の連続ドラマ(10年放送のNHK大河ドラマ「龍馬伝」)が入っていたので遅くなってしまいました(笑い)。本当にお待たせしました」といい、「待ってくださってた皆さんより、僕の方が待ち遠しかったのかもしれません。早く撮影したいですし、早く見たいですし、早く見ていただきたいです。映画版『ガリレオ』とは違って、ドラマはコミカルな場面もたくさん見られると思いますので、そちらも楽しみにしていただければと思います」と撮影を楽しみにしている。

 一方、吉高さんは「『ガリレオ』は長い期間、たくさんの方に愛されてきた作品なので、そこに参加させていただくことはうれしくもあり、プレッシャーでもありますが、自分なりに精いっぱい頑張らせていただきますので、温かく見守ってください」と話している。吉高さんは福山さんと同じ事務所に所属する後輩で「こんな日が来るとはと驚いています。現場では優しくも厳しくもあり、とことんストイックですてきな方です。初めての刑事役、初めてのドラマと映画の連動作品が先輩である福山さんとご一緒させていただくことに安心感と同時に幸せを感じます」と先輩に全幅の信頼を寄せている。

 吉高さんが演じる岸谷刑事は、個性が強くデキる女を前面に出すSキャラという設定で、起用の理由についてフジテレビの牧野正プロデューサーは「『ガリレオ』の主人公・湯川学は、かなりの変人。吉高さんにお願いする役はこの変人とタッグを組み、時には湯川先生も振り回す個性的なキャラクター。頭はいいが、自信過剰でいつも他人には上から目線。でもちょっとおちょこちょいで憎めない人物。このキャラクターを考えたとき、この役を演じきれるのは、非常に強い個性の持ち主で、それがまたとても魅力的な女優さんである吉高さんしかいないと思いました」と説明している。

 また、ヒロインを吉高さんに引き継ぐ柴咲さんは「『ガリレオ』の一員、内海薫として、続編が決まりうれしく思います。今回私が演じる内海薫は、訳あって後輩刑事を湯川先生に紹介することになります。変人物理学者の相手をするのは本当に大変なのですが……先輩刑事として、後輩刑事の奮闘を応援しています」をエールを送っている。

 6月29日に公開となる映画「真夏の方程式」は、08年公開の映画「容疑者xの献身」以来5年ぶりの「ガリレオ」シリーズの映画化作品。福山さん、吉高さん、北村一輝さんら4月期のドラマのレギュラー陣に加え、事件の鍵を握る女性に杏さん、そのほか前田吟さん、風吹ジュンさん、白竜さん、塩見三省さんら演技派俳優が出演する。(毎日新聞デジタル)

ブック 最新記事