テレビ質問状:ノンフィクションW「赤狩りとアカデミー賞」 2人の映画人の闘いと贖罪、光と影

ノンフィクションW「赤狩りとアカデミー賞」に登場するドルトン・トランボさん
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ノンフィクションW「赤狩りとアカデミー賞」に登場するドルトン・トランボさん

 WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。2月15日に放送される「赤狩りとアカデミー賞」を担当したWOWOWドラマ制作部の松永綾プロデューサーに番組の魅力を聞いた。

ウナギノボリ

 −−番組の概要と魅力とは?

 戦後、ハリウッドに吹き荒れた共産主義排斥運動「赤狩り」。その時代に生きた2人の映画人の闘いと贖罪(しょくざい)、光と影を描きます。

 −−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 「赤狩り」という暗黒時代に生きた映画人たちの人生、そしてその心情を掘り下げていくと、映画史に残る名作や傑作の知られざる側面が浮び上がってきます。その作家精神に触れることで、名作を再発見していただきたいと、このドキュメンタリーを制作しました。

 −−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 やはりインタビューで、リアルな心情が垣間見えたときや、リサーチの結果、故人の生々しい独白が漏れた資料に行き当たったときは、すべての苦労が報われます。

 −−番組の見どころを教えてください。

 「赤狩り」で知られるハリウッドの暗黒時代、映画人たちは何を信念として闘ったのか、そして、その「赤狩り」が映画人たちの生んだ作品にどう影響したのか……。その過去が今とどうつながっているのか……。歴史に埋もれてしまった、映画人たちの苦悩、挫折、誇りに迫る骨太のドキュメンタリーです。こうご期待ください。

 WOWOW ドラマ制作部 プロデューサー 松永綾

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