山下真司&照英:「スクールウォーズ」新旧・熱血先生が体罰問題を斬る

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 俳優の山下真司さんと照英さんが14日、東京都内で行われた映画「ジャッジ・ドレッド」(ピート・トラビス監督)の公開記念イベントに登場。2度にわたってドラマ化、その後、映画化された「スクールウォーズ」の新旧・熱血教師役を務めた2人は、スポーツ現場での体罰問題について聞かれると、山下さんは「殴られる方が愛を感じるか、感じないかだと思う。でも、体罰って基本的にはダメだよね」とコメント。実際に保健体育の教師免許を持っているという照英さんは「暴力ではなく言葉でうまくコーチングする必要がある。今、改善していかなければいけない時代に来ている。コーチの力量が問われていますね」と語った。

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 「スクールウォーズ」では、2人が演じる弱小ラグビー部の熱血監督・滝沢賢治が、自身が指導する高校が大敗した試合の後、ロッカールームで部員たちに向かって「俺はこれからお前たちを殴る」といい、涙を流しながら部員を1人ずつ殴るシーンが有名。このシーンについて、照英さんは「難しい話ではありますが……」と前置きした上で、「滝沢先生が生徒たちと初めて向き合ったシーン。今も自分の演技を見ても、こみあげてくるものがある」と話し、山下さんは「滝沢先生が生徒を殴ったのは1回だけ。でも、それが日常的だったり、教える側がいらだって手をあげたのなら問題。やっぱり愛があれば生徒も『先生をここまで追いつめてしまったな』と感じるだろうし」と持論を展開した。

 「ジャッジ・ドレッド」は、ジョン・ワグナーさんによる人気の英国のマンガが原作で、過去にシルベスター・スタローンさん主演で映画化もされた。今回は、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのエオメル役などで知られるカール・アーバンさんが主人公・ドレッドを演じる。政府も国家も消え去った未来の米国で、法の番人として陪審員、裁判官、そして刑執行の権限が与えられているエリート集団「ジャッジ」の頂点に立つ男、ドレッドが悪を相手に戦う姿を描く。16日公開。(毎日新聞デジタル)

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