足立梨花:緊張の初MC 「もっとマニアックになりたい」とJリーグ愛語る

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 スカパー!のJリーグ情報番組「Jリーグ マッチデーハイライト」でMCを担当している女優の足立梨花さん。10年から3年間、「Jリーグ特命PR部 女子マネージャー」としてJリーグのPR活動に取り組んできた足立さんだが、番組でMCを務めるのは初めて。初MCの感想や今後の目標、さらに今季のJリーグなどについて、初回放送後の足立さんに話を聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 「Jリーグ マッチデーハイライト」は、J1、J2の各マッチデー(試合開催日)に行われた全試合のハイライトを紹介する新番組。その日の全ゴールシーンと試合結果のほか、スタメンのフォーメーションや戦術分析、選手や監督のインタビューなどから当日行われた各試合を振り返る。

 初回の放送を終えた足立さんは、「ものすごく緊張しました」と感想を口にし、「気合が入り過ぎちゃった。最初、かまずに絶好調だったんですけど、途中からかみかみ(笑い)。今度から気をつけないと」と笑顔で反省。今後は自分の長所である“元気キャラ”をMCに生かしたいといい、「サッカー=男性が見るものというイメージがありがちなんですが、女性が見ても楽しそうだなと、番組を明るくできたら。あと、(Jリーグ特命PR部)女子マネジャーをやった経験を生かして、スタジアムの情報とかも入れていければ」と語った。

 足立さんは「日本一Jリーグに詳しい女優」を自称している。3年間の女子マネジャーの経験は大きかったようで、「この年の女性でJリーグに詳しい人はいない。海外チームなら知っているって人はいると思うんですけど、J1、J2合わせて40チームを知っている人はなかなかいないと思う。自分の中で自慢できるポイントです」と印象的な笑顔を浮かべ、胸を張る。

 今季注目のクラブを聞いてみると、「(その質問で)よく名前が上がるクラブは浦和レッズ。今年はいい補強をしたので期待できるのではないかなと。鹿島アントラーズも黄金期を築いたトニーニョ・セレーゾ監督が就任し、選手の層も厚くなったので復活するんじゃないかといわれていて。あと、今年のサンフレッチェ広島も、浦和に行った選手もいますが、もともと強いというか、ユースからも強い選手が出てきているので」と冷静な分析を披露。

 その中で、自身が気になるクラブを「浦和、鹿島あたりですかね。あとは、サガン鳥栖も気になります。昨シーズン、初めてのJ1で5位。1年間でJ1はこういうところとわかった上で、今年も戦うし、メンバーもそこまで大きく変わってない。どこまで行けるのかなと。あとはベガルタ仙台。今年は仙台いけるんじゃないかな」と熱く語る。

 さらに、今年J2を戦うガンバ大阪にエールを送るなど、Jリーグ“愛”が伝わる熱弁に「ちょっとしたオタクですよね。多少そういう気はありますよね」と苦笑い。「今まではPRすることがメーンだったので。それこそサッカー検定の勉強でルールとかは学んだんですけど、戦術についてはまだわからないんです。なので、今回MCという場をもらえたので、(戦術について)勉強していけるのかなと思いますね」と勉強熱心な一面をのぞかせ、「もっとマニアックになっていきたい。でもマニアックになっても、初心忘るべからずということで、初めて(サッカーを)見た人にもわかりやすい内容で伝えていきたい」と意気込んだ。

 番組はJ1、J2の試合開催日の最終試合終了後から生放送予定。9、10日に開催されるJリーグ第2節の放送では、足立さんはJ1を担当し、9日午後9時半からの「マッチデーハイライト」に出演する。

 <プロフィル>

 あだち・りか 92年生まれ、三重県出身。ホリプロ所属。07年の第32回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得。女優として、映画やドラマ、舞台などで活躍する一方、情報番組「ヒルナンデス!」でレギュラーを務めるなど、多才ぶりを発揮。また、Jリーグ関連では、10年に「Jリーグ特命PR部 女子マネージャー」に就任し、12年まで同マネジャーとして活躍。13年に同マネジャーを卒業し、新たに「Jリーグ名誉女子マネージャー」に就任した。特技はソフトテニス、ドラム、手話、手品など。

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