五十嵐圭選手:NBAプレーオフは「ディフェンスに注目」 イケメン選手が見どころ語る

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 日本バスケットボールリーグ(JBL)三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ所属の五十嵐圭選手が20日、WOWOWで生放送された米プロバスケットボール「NBA」のプレーオフ特番「明日開幕! NBAプレーオフ直前スペシャル」にゲスト出演した。放送後、取材に応じた五十嵐選手に、プレーオフの展望や観戦のポイントについて、また注目のチームなどを聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 NBAプレーオフは、レギュラーシーズンを勝ち抜いたイースタン、ウエスタンの各8チームが、6月のファイナルに向けて7戦4勝制のトーナメント方式で戦う。今年は21日に、ボストン・セルティックス対ニューヨーク・ニックスの一戦で幕を開ける。

 開幕を控え、「すごくわくわくします。選手としてでなく一視聴者として楽しみにしてます」と心待ちにしている様子の五十嵐選手。レギュラーシーズンとの違いについて聞くと、「4戦先勝のトーナメントなので、より集中力を高めないといけない。体力面はもちろん、精神的な部分がレギュラーシーズンとは違ってくると思う」と説明。見どころについて「NBAを初めて見る方は、バスケットボールはシュートを決めるスポーツなので、オフェンスばかり注目しますが、プレーオフは勝負にこだわらないといけないので、ディフェンスに注目して見てほしい」と話す。

 プレーオフ1回戦の注目のカードは「(ロサンゼルス・)レーカーズ対(サンアントニオ・)スパーズ」という。今季レギュラーシーズンで苦戦したレーカーズと上位につけたスパーズの戦いで、「アップセット(下位のチームが上位のチームを倒すこと)の面白さがありそう」と注目の理由を語り、レーカーズの中心選手、コービー・ブライアント選手がけがで不在になることに、「彼の存在は大きいけど、彼がいない分、他の選手がコビーのためにという思いがうまくチームに反映されれば面白い試合になるのではないかな」と展望した。

 イースタンの注目チームは、やはり昨季王者の「マイアミ・ヒート」。「レギュラーシーズンの戦い方を見ても安定した力がある。接戦やリードされてても、最終的には勝ちきるという力があるので、そういう部分は昨シーズン以上に手ごわい」と五十嵐選手は分析。一方、ウエスタンの注目チームについて、「レーカーズは“大穴”。あとは、スパーズと(オクラホマシティー・)サンダーがやはり。2チームは力がある。サンダーは昨年のファイナルの悔しさもあると思う」と語り、ファイナルで見たいカードについて、「ヒートとスパーズというのが一番可能性が有るんじゃないかな。スパーズはチームの中のバランスを考えたときに(ヒートに)一番勝てる力があると思う」と期待する。

 現役選手ならではの視点で、プレーオフについて語ってくれた五十嵐選手に、初心者でも楽しめる観戦のポイントを聞くと、「NBAは体の大きい選手が狭いコートでオフェンスとディフェンスの切り替えが早い面白いゲームをやる。まずは試合を見てほしい」と話し、「あとはダンクシュートみたいな派手なプレーや、3ポイント決めたときの会場の盛り上がりだったり、雰囲気を見てもらいたい。ほかのスポーツにない部分では、接戦であれば残り1秒で逆転できるといった、最後まで楽しめるスポーツ。徐々にそういったことも見てもらえたら、バスケの楽しさが伝わると思う」と熱く語った。

 最後に、五十嵐選手の今後の目標について尋ねると、「僕自身、バスケットボールプレーヤーとして、コートの中でいいパフォーマンスを見せていきたい。自分としてはより長く現役を続けたいし、そのために、納得できるようなトレーニングを続けて、コートの中で結果を出したい」と熱弁をふるい、「身近なところでは、所属チームで優勝したことないので、優勝したい」と本心も。さらに、「バスケを知らない人にその魅力を伝えていきたいという夢がある」と語り、コートの中以外の活動についても、「賛否両論ありますが、取材を受けたり、テレビ番組に出たりすることを今後も続けていきたい」と話した。

 WOWOWでは、NBAプレーオフの模様をWOWOWライブで生中継。開幕戦「セルティックス対ニックス 第1戦」を21日午前8時から放送する。五十嵐選手は22日放送のWOWOWの情報番組「ザ・プライムショー」にもゲスト出演し、プレーオフ開幕戦など振り返る予定。同番組はWOWOWプライムで毎週月~金曜午後7時から無料放送。

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