前田敦子:「クロユリ団地」で台湾初上陸 1000人のファンが笑顔で歓迎

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 女優の前田敦子さんと俳優の成宮寛貴さんがダブル主演したホラー映画「クロユリ団地」(中田秀夫監督)が初日を迎えた18日、台湾でも公開記念イベントが開かれ、前田さん、成宮さん、中田監督が会見と舞台あいさつを行った。初めて台湾を訪れた前田さんは、空港で約1000人のファンの歓迎を受け、「今回、台湾でこんなにたくさんの方が笑顔で出迎えてくれて、頑張ってきてよかったと思いました。グループのときは来ることができませんでしたが、こんなに早く独り立ちして、こんな形で皆さんに会いに来られると思ってなかったので、本当にうれしいです」と喜びを語った。

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 この日、前田さん、成宮さん、中田監督は日本での舞台あいさつを行ったのち、台湾へ飛んだ。3人が空港に姿を現すと集まった約1000人のファンから「あっちゃん!」「ナリ!」といった歓声が上がり、現場は一時騒然となった。その後、行われた会見では前田さん、成宮さんが現地の言葉を交えてあいさつ。さらに前田さんは「ウォーアイニーメン(みんなのこと愛してるよ)」とファンへメッセージを送った。

 舞台あいさつでは、「おなかはすいてますか?」と聞かれた成宮さんが「皆さん何がおすすめですか?」と客席に話しかけるなど、終始現地のファンとコミュニケーションをとりながら進行。成宮さんの「皆さんは日本好きですか? あっちゃんのこと好きですか?」や、前田さんの「また台湾に来たいです! 皆さんのこの歓迎は映画が楽しかったというテンションと思っていいんですよね?」などの問いかけに対し、客席からはその都度大きな歓声が上がった。

 イベントは、「リング」(98年)が、当時の日本映画の興行記録を塗り替えるなど、中田監督のファンの多い台湾で「クロユリ団地」が公開されることにより実現。台湾に来るのは3回目という中田監督は「今回が一番熱烈でしたね。皆さんの熱い思いを受け止めさせていただきました」と振り返り、「こうして台北でも上映され、今回オリジナル作品ですが、この後も続きがあるかなあと思っています。皆さんに応援してもらえれば……」と続編への意欲を見せた。

 映画は、ある団地へと引っ越してきた明日香が、そこで続いている変死事件の真相を追ううちに、想像を絶する恐怖を体験する……という物語。前田さんがヒロインの明日香、成宮さんが団地の忌まわしい秘密を知る清掃員・笹原を演じている。(毎日新聞デジタル)

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