テレビ質問状:ノンフィクションW「祖国へ捧げるバレエ」 世界的ダンサー、アナニアシヴィリの素顔

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 WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。5月24日に放送される「祖国へ捧げるバレエ“世界のプリマ”ニーナ・アナニアシヴィリの道」を担当したWOWOWの制作部の古谷秀樹プロデューサーに番組の魅力を聞いた。

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 −−番組の概要と魅力とは?

 世界で最も愛されているバレエダンサー、ニーナ・アナニアシヴィリさんの姿を追いました。彼女は今、祖国グルジアの国立バレエ団芸術監督を務めながら、現役のバレエダンサーとして世界中を飛び回っています。激動の祖国グルジアのバレエ団再建に尽力する彼女の思い、そして50歳になっても色あせることのない、ニーナの美しい踊りを楽しんでください。

 −−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 グルジア国立バレエ団は由緒ある名門ですが、困難な国内情勢により決して恵まれた環境とはいえません。世界的な名声を極めたニーナがなぜ祖国に舞い戻ったのか? 今なお彼女が踊り続けるエネルギーの源はなんなのか? それが知りたくて、今回の企画を取り上げました。

 −−制作中、一番に心掛けたことは?

 ニーナの単なるプロフィル番組にならないよう、彼女の“今”を丁寧に追いかけ、彼女の心の内を描けるように心がけました。そしてバレエファンなら誰もが見たいニーナの踊りを、しっかりとお届けしたいと思います。

 −−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 ニーナは現役のバレエダンサーとして世界中を飛び回りつつ、芸術監督として国立バレエ団を率いる存在。メディアにも積極的に登場してバレエ団の広報役を務め、自宅に戻れば子供との時間を大切にするよきお母さん。誰もが憧れるスーパーウーマンです。ドキュメンタリーを作るのであれば「そんなスーパーウーマンの“悩み”や“弱さ”も描きたい!」と思いましたが、そんな姿は簡単には見せてくれません(笑い)。果たして、番組はどうなるのか?!

 −−視聴者へ一言お願いします。

 全国のバレエファンにとって必見の43分間です! 世界的スーパースターが今、どうしているのか? そして50歳の記念公演でみせた「白鳥の湖」は絶対に見逃さないでください。一方ではバレエにまったく興味がない人にもぜひご覧になっていただきたいです。彼女の激動の人生は普遍的な物語であると同時に、彼女の踊りにはバレエの枠を超えた“究極の美しさ”を見いだせるハズです。

 WOWOW 制作部 プロデューサー 古谷秀樹

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