錦織圭選手:「しっかり準備をして頑張りたい」 自身初の全仏オープン3回戦に登場

全仏オープンテニス男子シングルス3回戦に挑む錦織圭選手 写真:Abaca/アフロ
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全仏オープンテニス男子シングルス3回戦に挑む錦織圭選手 写真:Abaca/アフロ

 パリで5月に開幕した13年シーズンのテニスの世界4大大会(グランドスラム)第2戦「全仏オープンテニス」。男子シングルス2回戦で、スロベニアのグレガ・ゼムラ選手をセットカウント3−1で破り、全仏では自身初、日本男子選手としては39年ぶりとなる3回戦進出を決めた錦織圭選手に、次戦の意気込みなどを聞いた。同大会の模様は、9日までの期間中、WOWOWで連日生中継される。3回戦「錦織圭選手対ブノワ・ペール選手戦」は1日にWOWOWライブで生中継。(毎日新聞デジタル)

ウナギノボリ

 −−見事3回戦進出です。おめでとうございます。

 ありがとうございます。

 −−2回戦は本当にタフなコンディションだったと思います。2回の中断、そしてかなり激しい雨の中のプレーでした。コートの状況も、ボールも重くて大変だったと思いますが。

 本当に大変な一日でした。待ったり、プレーしたりで、集中力を保つのが大変でした。後半よいプレーができて、危ない場面も結構ありましたけど、正直勝てたのはうれしいです。

 −−あれだけの雨の中、試合をした経験は過去にありますか。

 久しぶりか、初めてくらいです。2、3回行ったり来たりっていうのは久しぶりにやりました。ある意味、最初のワンセットオールになった後の雨は、しっかり気持ちを切り替えられたので、逆によかったです。さすがに、あれだけ雨が続くのは大変でしたね。

 −−素晴らしいスタートで6−1、そして第2セット4−1、ツーブレイクアップの場面。そこから何が起きたのでしょうか。そしてワンセットオールになってからどうやって切り替えて戦ったんでしょうか?

 4−1から自分のプレーが落ちて、相手もアンフォースドエラーがなくなってきたので、少しパニックになったというか。何をしたらいいのか分からなくなって、セカンドセットをとられてしまいました。そこから中断もあり、気持ちを切り替えて、攻めることを意識できたのでよかったです。

 −−全体的にボールの感触はよかったように見えましたが?

 途中までは本当に完璧でしたね。自分のアンフォースドエラーもあって、相手がアンフォースドエラーをなくしてしっかりつなぎに来たので、それに対応しきれなくて、挽回されたところはありました。ただ、基本的には自分でしっかり打っていくことを心掛けていたので、それができているときは完璧に近い試合だったと思います。

 −−3回戦に向けてひとこと。

 ペールは今年調子がよくて、ローマ大会でベスト4までいっている。早い展開が好きで、バックでどんどんフラットで打ってくる。強い相手には変わりないので、しっかり準備をして頑張りたいと思います。

 −−3回戦以降、シード選手の力をより試されると思いますが、フィジカルの面は大丈夫ですか。

 プレー中もそんなに気にならなかったので、今のところ大丈夫だと思います。しっかり準備して、これからやっぱりポイントも上がってくるし、敵も強くなってくるので、より一層集中して、ギアを上げられるようにしたいですね。

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