宮里美香＆有村智恵：全米女子プロゴルフ選手権に意気込み

　LPGA女子ゴルフツアーのメジャー第2戦「全米女子プロゴルフ選手権（ウェグマンズLPGA）」が6日（現地時間）から、米ニューヨーク州のローカストヒルCCで開催され、WOWOWでは連日生中継する。大会を前に、出場する宮里美香選手と有村智恵選手に話を聞いた。（毎日新聞デジタル）

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　◇宮里美香選手「本当に我慢勝負になるんじゃないかな」

　−−1年ぶりにこのコース、ローカストヒルCCに帰ってきましたが、印象は？

　宮里美香選手：フェアウエーがタイトで造りも小さいですけど、グリーンまでラフが続くので、難しいなという感じがしました。

　−−それは自分に向いているということ？

　宮里選手：欲をいえばそうですが、本当に我慢勝負になるんじゃないかなと思います。

　−−現在の調子は？

　宮里選手：そこまで悪くないですね。あとはパットさえ入ってくれればという感じです。

　−−昨年は惜しくも2位タイ。今年にかける意気込みは？

　宮里選手：昨年は本当に自信になった大会でもあるので、今回は自分のゴルフに自信を持ってやって行こうと思います。フェアウエーキープが一番ですし、それでセカンド（2打目）でいかに攻めきれるかが重要だと思うので、そこらへんがキーになると思います。

　◇有村智恵選手「自分の中では好きなコース」

　−−コースの印象は？

　有村智恵選手：例年に比べてすごくタフになっているなと思いました。フェアウエーもちょっと例年よりもせまくなっているように感じましたし、ラフもちょっと深いなと思いました。メジャーらしいコースですし、本当に今までのこのコースの大会よりもスコアが結構変わるんじゃないかな、と思います。

　−−気をつけたいところ、攻略したい部分は？

　有村選手：とにかく絶対的にフェアウエーをキープするというのは大事ですが、ラフに全く入らないということはないと思うので、そのときにどうリカバリーするかをしっかり頭の中で考えながらやっていきたいです。自分の中では100ヤード前後、100ヤードから80～70ヤードにかけてが得意距離だと思っているので、そういうところで、いかにパーセーブしていくかというのが大事だと思います。

　−−現在の調子は？

　有村選手：ショットのフィーリングはすごく良くなってきているので、あとはパッティングがもうちょっと決められたらいいなと思います。

　−−ここのところ調子がいいときとそうでないときと交互にきている感じですが、ご自身の中では毎回変えながらやられているということですか。

　有村選手： 自分の中でこれっていうものを探りながら、ずっとここまではやってはきているんですけど、それがやっとかみ合い始めたかな、とは思っています。

　−−つい最近キャディーさんを代えられたのも、そういうことからですか。

　有村選手：いや、キャディーさんは自分が代えたくて代えたわけじゃない部分があったので。自分の成績のためにキャディーさんを代えたわけではなくて、自然に変わらなければいけない状況があったので。そのへんはすべてにおいて勉強だなと思っています。そういうこともいい経験として自分の中にどんどん蓄積されているので、それがもっともっとゴルフの成績に生かせたらいいなと思います。

　−−メジャー大会2戦目に向けて、意気込みを。

　有村選手：前回のメジャー大会でそんなにいい成績を残せなくて、この2カ月間でだいぶ自分の中でもこのツアーになじんだと思いますし、このコースは今までもラウンドしたことがあるので、自分の中では好きなコースの一つ。そのへんをしっかりといい方向に持って行けたらいいなと思います。

　＊……日本勢は宮里美香選手、有村選手のほかに、宮里藍選手、上田桃子選手、上原彩子選手、片平光紀選手の6人が出場。悲願の日本勢36年ぶりのメジャー制覇なるかに注目が集まる。第1日は6日深夜1時半～4時までWOWOWプライムで無料放送。第2日は7日深夜1時半～4時、第3日は9日午前4～8時、最終日は10日午前4～8時にWOWOWプライムで放送される（終了時間変更の場合あり）。WOWOWメンバーズオンデマンドでも、第1日の模様を無料でライブ配信する。