鉄拳:“白塗り”つながりでジョニデに親近感 デーモン閣下と「ローン・レンジャー」語る

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 ハリウッド俳優のジョニー・デップさんが、白塗りの顔で頭の上にカラスをのせた強烈なビジュアルのキャラクター、トントを熱演している映画「ローン・レンジャー」(ゴア・バービンスキー監督)が2日から公開される。日本でのPRイベントに白塗りのトントに“最も近い男”として参加したミュージシャンのデーモン閣下とお笑い芸人の鉄拳さんに、作品の見どころやデップさんについて聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 「ローン・レンジャー」は復讐に燃える悪霊ハンターのトント(デップさん)と正義に燃えるヒーロー、ローン・レンジャー(アーミー・ハマーさん)の何もかも正反対な2人が、聖なる力に導かれ巨悪に立ち向かうアクションアドベンチャー。日本向けのプロモーションとして、トント&ローン・レンジャーに扮(ふん)した人が街を埋め尽くすインパクトのあるポスターを制作し、その中にこっそりとある有名人をまぎれ込ませて、その人物名を当てるクイズキャンペーンを実施。デーモン閣下と鉄拳さんはそのクイズの“正解”として、ポスターに登場している。ポスターは映画の公開に合わせて東京、名古屋、大阪の地下鉄で掲出されている。

 −−「ローン・レンジャー」を見た感想を。

 鉄拳さん:デップさんが白塗りなので、親近感がわいて、すごくうれしかったです。だって、デップさんが白く塗らなかったら、僕にこの仕事は来てなかったですから。僕もジョニー・デップになった気分になれますもん!

 デーモン閣下:非常に壮大。すべてにおいてスカッとする感じがこの映画の第一印象だね。日本でこういう映画は撮れないなというのを強く思ったね。隅から隅まで飽きることなく、いろんなシーンが動いているので、2時間半の映画だけれど、全く退屈することなく見れました。

 −−イベントやポスターキャンペーンに参加されてどうでしたか?

 鉄拳さん:ポスターになったのがすごくうれしい。駅に掲出されたら、自分のところに○を入れちゃいます!

 デーモン閣下:つかまっちゃう(笑い)。

 鉄拳さん:それと、もっとどーんと大きく載りたかったですね。

 デーモン閣下:我が輩は“赤穂浪士”の気分だったね。つまり、「ローン・レンジャー」公開にあたり、イベントがあることは知ってたんだけど、自分から口には出せないわけよ、問題の“解答”だから。周りの友だちが「ジョニー・デップが来日するんだって」と会話していたとしても、関係あるとはいえないんだよなという現象がしばらくあったわけよ。

 鉄拳さん:ブログとかにもアップできなかったですしね。これからは「ジョニー・デップと友だちだ」って言ってアップしますよ(笑い)。

 −−印象に残ったシーン、見どころを教えてください。

 鉄拳さん:アクションシーンです! 劇中で「ウィリアム・テル序曲」が鳴ってからの興奮たるや……。そのためにこの映画があったんだって! すごかったです。

 デーモン閣下:アクションシーンはもちろん見どころだけど、役者がいい味を出していて。ジョニー・デップは大したものだなっていうのは、普段の顔で登場すると先住民に見えないからということで白塗りになったわけだけど、(映画を)見ていると先住民に見えてくるんだよね。アーミー・ハマーも、だんだん人間的に成長していく感じが面白いし、アクションもいいけど、演劇的にもしっかりやっているところも見どころということで。

 *映画「ローン・レンジャー」は2日から全国で公開。

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