俳優の椎名桔平さんが3日、東京都内で行われた映画「謎解きはディナーのあとで」（土方政人監督）の初日舞台あいさつに、「嵐」の櫻井翔さん、女優の北川景子さん、生瀬勝久さんらキャストとともに登場。事件が起きると誰もが思いつくような推理を大発見のように口にする“残念”なキャラクター・風祭京一郎警部役で人気を集めている椎名さんは、この日も「はーい！」と風祭流にあいさつ。近所の公園で子どもに囲まれるなど、風祭警部の人気を実感したエピソードを披露する一方で、椎名さんは「今日で解放されると思うと、正直ほっとしてる」と本音をポロリ。すかさず生瀬さんは「2代目やっていいかな？　椎名さんやりたくないそうなので」と2代目を狙っているようだった。

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　「自分にとって風祭警部とは？」と聞かれた椎名さんは、「2年やってきて考えたことなかった……」と戸惑いつつ、「ピュアな感じで、どこか残念だけど本人はハッピー。それでいいと思う」と分析。櫻井さんが「今ドラマを再放送をしていて、2話を見てたんですけど、回数を重ねるごとに、（椎名さんが）風祭化したんだと思う」と話すと、椎名さんは「全部思いつきでやろうと思ってた。（アドリブなどが）重なっていくうちに、一つのキャラになった」と振り返った。

　「謎解きは～」は櫻井さん演じる執事・影山と、影山が仕える大富豪の令嬢で新米刑事の宝生麗子（北川さん）が難事件を解決していくユーモアミステリー。映画の舞台は豪華客船で、休暇で来ていた麗子と影山が突然発生した謎の殺人事件に巻き込まれるという物語。シリーズ初となるシンガポールでの海外ロケや、アジア最大の豪華客船「スーパースターヴァーゴ号」で邦画初の撮影を行うなど、スケールアップした。櫻井さん、北川さん、椎名さんのおなじみの3人に加えて、生瀬さん、中村雅俊さん、桜庭ななみさん、竹中直人さん、大倉孝二さん、宮沢りえさんら豪華キャストが出演する。（毎日新聞デジタル）