14年大河「軍師官兵衛」:竹中直人が18年ぶり秀吉に 信長は江口洋介

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 人気グループ「V6」の岡田准一さん主演の2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で、豊臣秀吉を俳優の竹中直人さん、織田信長を江口洋介さんが演じることが16日、明らかになった。竹中さんが大河ドラマに出演するのは、1996年に放送され、平均視聴率30.5%、最高視聴率37.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、大ブームとなった「秀吉」で主人公・秀吉を演じて以来、18年ぶりで、再び大役に挑戦する。竹中さんと岡田さんは初共演で、岡田さんと江口さんが共演するのは00年放送のドラマ「モナリザの微笑」(フジテレビ系)以来、14年ぶり。

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 竹中さんと江口さん、岡田さんは同日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれた出演者発表会見に登場。竹中さんは「まさかもう一度、秀吉をやるとは思っていなかった。18年前は39歳くらいで若かった。あっという間にジジイですよ。走らないといけないけど、足がボロボロなので心配だなあ。若いころに戻れるのはうれしいし、岡田さんと江口さんは初めて共演するので楽しみです」と笑顔で意気込みを語った。、岡田さんは「江口さんは10代のころに共演させていただき、主演のあり方を学んだ。また、勉強させていただくのを楽しみにしています。竹中さんがまた秀吉をやられるのを身近に見られるのはうれしい」と共演を喜んでいた。

 中村高志チーフプロデューサーは、竹中さんと江口さんの起用理由を「竹中さんは一番秀吉が似合う人を考えてたどり着いた。新しい秀吉を演じていただき、今度は主役を支えてほしい。江口さんは、信長のわけの分からなさ、格好よさがバッチリでると思い、お願いした」と説明した。

 黒田官兵衛は、戦国時代末期に“天才軍師”と称された人物で、信長、秀吉、徳川家康の三英傑に重用され、九州・福岡藩52万石の礎を築いた人物。官兵衛が30歳のとき、39歳の秀吉と出会って意気投合し、義兄弟の契りを交わす。本能寺の変で信長亡き後は、官兵衛が秀吉を支え、天下取りを目指した。

 ドラマは、NHKで「桂ちづる診察日録」(10年)、「陽だまりの樹」(12年)などの時代劇を手がけた前川洋一さんが脚本を担当。官兵衛の最愛の妻・光(てる)を中谷美紀さん、官兵衛の息子で福岡藩初代藩主の黒田長政を松坂桃李さん、官兵衛を導く軍師・竹中半兵衛役を谷原章介さんが演じるほか、片岡鶴太郎さん、黒木瞳さん、柴田恭兵さん、桐谷美玲さん、南沢奈央さん、吉本実憂さん、内田有紀さん、竜雷太さん、高岡早紀さんらが出演することが発表されている。8月下旬にクランクイン予定で、放送は14年1月から。(毎日新聞デジタル)

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