半沢直樹:4倍返しだ! 原作最新刊がドラマ効果で7万5000部から30万部超

ドラマ効果で発行30万部を突破した池井戸潤さんの小説「ロスジェネの逆襲」
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ドラマ効果で発行30万部を突破した池井戸潤さんの小説「ロスジェネの逆襲」

 俳優の堺雅人さん主演で大ヒット中の連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系)の原作小説シリーズ最新作「ロスジェネの逆襲」(池井戸潤さん著、ダイヤモンド社)の発行数が、30万部を突破したことが23日、明らかになった。2012年6月に発売された同書は、ドラマ原作の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」(ともに文藝春秋)の続編で、ドラマ放送前は発行数7万5000部だったが、放送開始から1カ月で22万5000部の増刷がかかり、30万部を突破した。

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 「ロスジェネの逆襲」は、証券子会社に出向させられた主人公・半沢直樹の活躍が描かれている。ダイヤモンド社によると、ドラマの続きが描かれた小説が、ドラマのヒットを受け放送中に30万部を突破するのは異例という。電子書籍化も決定し、23日から配信が開始された。

 ドラマ「半沢直樹」は、銀行に入ったら一生安泰といわれていたバブル期に東京中央銀行に入行した銀行マン・半沢直樹が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまを描いている。視聴率は、7月7日に2時間スペシャルで放送された初回から平均視聴率19.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録する人気で、11日に放送された“大阪編”の完結版となる第5話は、平均視聴率29.0%(同)、瞬間最高視聴率は31.9%(同)を記録している。毎週日曜午後9時にTBS系で放送中で、第6話が25日に25分拡大で放送される。(毎日新聞デジタル)

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