映画興行成績:宮崎駿監督長編引退作「風立ちぬ」がV7

「風立ちぬ」の一場面(C)2013 二馬力・GNDHDDTK
1 / 1
「風立ちぬ」の一場面(C)2013 二馬力・GNDHDDTK

 2日に発表された8月31日、9月1日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、約30万4600人を動員した宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」が7週連続で首位を獲得。累計では、動員約714万人、興行収入約88億円を記録している。同作は第70回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されており、現地での会見で宮崎監督の引退が発表され、最後の長編作品となることから今後さらに成績の伸びが予想されている。

あなたにオススメ

 DCコミックの人気ヒーロー“スーパーマン”をザック・スナイダー監督が新たに映画化した「マン・オブ・スティール」は初登場2位。全国610スクリーンで公開され、約21万2300人を動員し、興行収入約2億6800万円だった。3位はフジテレビのオリジナルアニメを劇場化した「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」が初登場。舞台のモデルになった埼玉県秩父市にファンが押し寄せる“聖地巡礼”現象を巻き起こすなど人気を博している。全国64スクリーンと少数の公開ながら、約16万1200人を動員し、興行収入約1億9800万円と健闘した。そのほか新作は、瀧本美織さん初主演映画「貞子3D2」が6位。全国232スクリーンで公開され、約11万3800人を動員し、興行収入は約1億6100万円だった。

 「マン・オブ・スティール」は、孤独に傷ついた少年が「マン・オブ・スティール=鋼の男」に成長していく過程を描く、人間味あふれる新しいスーパーマンの物語。これまで語られることのなかった最強のヒーロー誕生以前の物語が明かされる。「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は、2011年4~6月にフジテレビ系深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送された全11話のテレビ版に、過去の出来事やラストから1年後のエピソードなどを追加した作品。「貞子3D2」は、前作「貞子3D」から5年後、鮎川茜と安藤孝則との間に一人娘・凪が生まれるが、出産後に茜は死亡し、孝則の妹の楓子が凪を育てていた。そのころ、謎の動画を見た者による自殺騒動が再び世間をにぎわせる……という物語。(毎日新聞デジタル)

1位 風立ちぬ

2位 マン・オブ・スティール

3位 劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

4位 映画 謎解きはディナーのあとで

5位 モンスターズ・ユニバーシティ

6位 貞子3D2

7位 スター・トレック イントゥ・ダークネス

8位 ガッチャマン

9位 ホワイトハウス・ダウン

10位 ワールド・ウォーZ

映画 最新記事