戸田恵梨香:現場にギョーザ1000個差し入れ「失敗した!」

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 戸田恵梨香さんと加瀬亮さんのダブル主演で人気を集めたテレビドラマ「SPEC」シリーズの完結編となる映画2部作「劇場版 SPEC~結(クローズ)~」の公開を記念してさまざまなイベント「SPEC~祭~」が開催されることになり21日、東京・池袋の「池袋餃子スタジアム」で詳細を発表する会見が開かれた。戸田さんは、映画の撮影中、現場に1000個の手作りギョーザを差し入れしたといい、「そんなに作らなければならないことをスタッフに聞いて、失敗した!と心の底から思いました」と苦笑した。

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 「SPEC~祭~」は、前編「漸(ぜん)ノ篇」の11月1日公開、後編「爻(こう)ノ篇」の11月29日公開に向けて、さまざまなイベントを展開するというもの。会見には戸田さんのほか、堤幸彦監督、正汽雅役の有村架純さんも登場。餃子スタジアムは、戸田さん演じる当麻紗綾が無類のギョーザ好きということで、会場に選ばれた。戸田さんが餃子を差し入れしたのは、加瀬さんが撮影中で戸田さんは1週間ほど休みだったといい、「毎日スタッフと一緒にいると、顔を見ないのが寂しい。遊びに行きたいなと思った」と経緯を明かし、「やっぱり最後なので、当麻ならギョーザだと思った。(材料を入れていたため)1週間くらい冷蔵庫がギョーザくさかった。本当に(においとれるまで)時間がかかりました」と振り返った。

 一方「(自身の)撮影がなかったので、(戸田さんの)ギョーザが食べられませんでした」と残念がった有村さんは、演じた雅について連続ドラマ時代のエピソードを披露。「まだ経験がそんなになかったときの撮影だった。こんなに豪華なキャストのみなさんに囲まれて緊張でいっぱい。当時はいつもドキドキしながら撮影に行っていました」と振り返り、「野々村さん(竜雷太さん)をビンタするシーンで、初めて人にビンタしたので、どうしても思い切りできなくて、何度も殴ることになってしまった。本当にごめんなさい」としきりに謝り、堤監督も「そうだった。あれはひどかった」とうなずいていた。

 ドラマ「SPEC」は、ドラマ「ケイゾク」の世界観を引き継いだ設定で、未解決事件の捜査強化のため、新たに公安部に設立された「未詳事件特別対策係」(ミショウ)の捜査員が、異常な特殊能力(SPEC)を持つ犯罪者を相手に息詰まる攻防を繰り広げるミステリー。戸田さん演じるIQ201の変人女刑事・当麻と、加瀬さん演じる現場たたき上げの堅物刑事・瀬文焚流(せぶみ・たける)のコンビが、証拠も目撃証言もほとんどない事件や、国や政治がらみの事件などに挑んだ。ドラマ版は2010年に放送され、12年にスペシャルドラマ「~翔~」が放送されたほか、映画「~天~」が公開。10月23日にはスペシャルドラマ「~零~」が放送される。

 「~結~」には、ドラマ版からのレギュラーである野々村光太郎(竜さん)、正汽雅(有村さん)をはじめ、SPECホルダーであるマダム陽(浅野ゆう子さん)、一十一(神木隆之介さん)、志村美鈴(福田沙紀さん)、地居聖(城田優さん)、冷泉俊明(田中哲司さん)、海野亮太(安田顕さん)、サトリ(真野恵里菜さん)らが勢ぞろい。「~翔~」から登場した吉川州(北村一輝さん)、「~天~」から登場した青池里子(栗山千明さん)も出演しており、新キャラクターとして香椎由宇さん、「EXILE」のKENCHIさん、遠藤憲一さんらも登場するほか、向井理さん、大島優子さんが出演することも発表されている。(毎日新聞デジタル)

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