俳優の堺雅人さんが型破りの銀行マン役で主演を務め、右肩上がりの高視聴率を記録しているドラマ「半沢直樹」(TBS系、毎週日曜午後9時)の最終回、第10話が22日、25分拡大スペシャルで放送される。第9話は、瞬間最高視聴率で初めて40%超えの40.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。最終回で平均視聴率40.0%をたたき出した2011年の「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の記録に迫っている。予告編で「100倍返し」を宣言した半沢の悲願や“ミタ”越えは達成されるのか、第10話の見どころを、名シーンとともに紹介する。
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第10話は、金融庁検査の最終聞き取り調査を無事に乗り切った半沢だったが、同期の近藤(滝藤賢一さん)は、大和田常務(香川照之さん)から提案された取引に応じ、不正の決定的な証拠である田宮社長(前川泰之さん)の証言を表に出さないという決断をした。その結果、半沢が大和田を追い詰めるために取締役会に提出する予定だった資料は、不完全なものとなる。大和田の不正を明らかにする取締役会が開かれようとしていた矢先、半沢は、内藤(吉田鋼太郎さん)から、頭取宛てに金融庁から「金融庁検査における半沢次長の検査受け入れ態度に問題あり」との書面が送られてきたことを聞かされ、大和田の不正問題と同時に、半沢の処分案も議題に上ることになる……という展開。
半沢にとって不利な状況が積み重なっている運命の取締役会で、大和田への“100倍返し”は達成できるのか。一方、近藤に何が起きたかを察した半沢は、行方が分からない近藤の携帯電話にメッセージを吹き込む形で、「いつもの剣道場でずっと待ち続ける」と伝える。2人の今後の関係がどうなるのかにも注目したい。
ドラマは、小説「下町ロケット」で直木賞を受賞した作家の池井戸潤さんの人気小説「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」が原作。本部の営業第2部次長に栄転し、舞台を東京へ移した第6話で、平均視聴率は関東地区29.0%(ビデオリサーチ調べ)、関西地区では平均視聴率32.8%(同)となり、1日放送の第7話では、ついに関東地区でも30.0%の大台に。第8話では、32.9%(同)、第9話では35.9%(同)を記録し、今年放送されたすべての番組の中で2位となった。(毎日新聞デジタル)
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