美輪明宏:吉高由里子主演朝ドラ「花子とアン」の語り手に

「花子とアン」の語りを担当する美輪明宏さん
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「花子とアン」の語りを担当する美輪明宏さん

 歌手の美輪明宏さんが、2014年春にスタートする吉高由里子さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「花子とアン」の語り手を担当することが23日、分かった。美輪さんが朝ドラの語り手を担当するのは初めて。映像には登場せず、語りのみの出演となる。

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 美輪さんは「私も大正時代こそ存じあげませんが、昭和の戦前、戦中、戦後を生きてまいりましたので、あの時代の空気感、臨場感が、いささかなりとも表現できれば、お役に立つのではないかと思っております」とコメントを寄せている。

 ドラマは、モンゴメリの名作「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の明治・大正・昭和にわたる波瀾(はらん)万丈の半生を、ドラマ「Doctor−X」(テレビ朝日系)などの中園ミホさんの脚本で描く。原案は、花子の孫・村岡恵理さんの著書「アンのゆりかご」。花子は、山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活をへて翻訳家の道へと進んだ人物で、吉高さんは10~50代の花子を演じる。仲間由紀恵さん、伊原剛志さん、室井滋さんらも出演する。放送は14年3月31日から全156回を予定。

 加賀田透チーフプロデューサーは「時空を超えて、過去も未来も自在に旅する人、それが美輪明宏さんのイメージです。明治、大正、昭和にわたる『赤毛のアン』の世界に私たちをいざなってくれるのは美輪さんしかいないと思っています。温かく、ちゃめっ気たっぷりに、そして時には厳しく、激動の人生を生きるヒロイン・花子に寄り添ってくれるでしょう」と起用理由を説明している。(毎日新聞デジタル)

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