ほこ×たて：番組終了　フジ不適切演出を認め謝罪

　フジテレビは1日、バラエティー番組「ほこ×たて」の放送終了を決定したとファクスで発表した。同番組において「不適切な演出があったことが社内の調査で確認されました」とし、「視聴者のみなさまの期待と信頼を裏切る行為が確認された以上、真剣勝負を標榜（ひょうぼう）している番組の継続は不可能と判断」としている。

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　また「視聴者のみなさま、真摯（しんし）にご協力いただいた出演者のみなさまの信頼を裏切る結果となってしまいましたことを深く反省し、心からおわび申し上げます」と謝罪している。

　同局はファクスで、今年10月20日放送の「ほこ×たて2時間スペシャル」の“スナイパーVSラジコン”、2012年10月21日放送の“猿VSラジコンカー”、11年10月16日放送の“タカVSラジコンカー”、で不適切な演出があったことを認め、11年と12年の放送分については「動物に対する配慮に欠けた撮影が行われていたことが確認されました」としている。

　この件で同局は、放送倫理・番組向上機構（BPO）の放送倫理検証委員会に報告書を提出。引き続き調査を行うことと再発防止のための社内の対策委員会の設置、識者を講師に迎えた「コンプライアンス懇談会」の開催を決定した。（毎日新聞デジタル）