ボブ・サップ:10年ぶり連ドラ出演

12日放送の「ミス・パイロット」で10年ぶりに連続ドラマに登場するボブ・サップさん
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12日放送の「ミス・パイロット」で10年ぶりに連続ドラマに登場するボブ・サップさん

 “野獣”の愛称で知られる格闘家のボブ・サップさんが、12日放送の連続ドラマ「ミス・パイロット」(フジテレビ系)第5話に出演することが明らかになった。サップさんの連ドラ出演は、2003年4月期に放送された「東京ラブ・シネマ」(同)以来、10年ぶり。演じるのは、主演の堀北真希さんふんする手塚晴らパイロット候補生が、アメリカ訓練の間暮らすことになる寮で料理や掃除を担当する世話係のロイで、アメリカ訓練の様子が描かれる第7話まで3話連続で出演する。

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 ドラマは、晴(堀北さん)が厳しい訓練を乗り越え、パイロットの道を歩む姿を描く成長物語。サップさんが出演する第5話では、アメリカ訓練の様子が描かれ、アメリカへとやってきた晴らパイロット候補生を待っていたのは膨大な数のミッション。しかも段階ごとに試験があり、2回落ちるとパイロット不適性とみなされ、日本に帰されてしまうという。外国人講師による英語の授業や試験を経た晴らは、実機訓練に入るが……というストーリー。

 サップさんは、撮影の合間に堀北さんら出演者に笑顔で話しかけ、すっかり現場に溶け込み明るい雰囲気をさらに盛り上げていたという。10年ぶりの連ドラ出演となったが「現場の雰囲気が明るくて、それほど緊張はしませんでした」とコメント。さらに「堀北さんや相武紗季さんなど女優さんたちが可愛すぎて、そちらばかり見てしまわないか心配でした。でも才能があふれるエネルギッシュな若い俳優さんたちに囲まれて、いろんなパワーをもらいました」と笑顔で撮影を振り返っている。

 起用理由について同ドラマの後藤博幸プロデューサーは「異国の地へやってきた不安だらけの訓練生たちにとって違和感ある存在にしたかった。“一瞬脅威、すぐに安堵(あんど)”みたいな。ルックスはまさに野獣。でも、心優しく笑顔がチャーミング。こんなギャップを併せ持つ候補は、サップさん以外浮かびませんでした」という。

 ドラマでは、晴の同期でやがてライバルとなる小田千里を相武さん、晴を指導する教官・国木田孝之助を斎藤工さんが演じている。大ヒットドラマ「マルモのおきて」などを手がけた櫻井剛さんらが脚本を担当。撮影は、ANAの全面協力のもと行われ、1980代に人気を集めたアイドルの河合奈保子さんの娘のkahoさんのデビュー曲「every hero」を主題歌に抜てきしたことも話題になっている。毎週火曜午後9時から放送、第5話は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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