山田太一:テレ朝ドラマで震災と家族の再生描く 中井貴一、樋口可南子ら豪華キャストずらり

テレビ朝日提供
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 脚本家の山田太一さんが東日本大震災と家族の再生を描くオリジナルドラマ「時は立ちどまらない」(テレビ朝日系)に、中井貴一さんや樋口可南子さん、柳葉敏郎さんら豪華キャストが出演することが14日、分かった。2005年放送の「終わりに見た街」(同)以来、約9年ぶりに山田さんの作品に出演する中井さんは「21歳のときから山田先生の作品に出演させていただき、最初はただがむしゃらに芝居をしていたのですが、経験を積めば積むほど、山田先生の本は難しいなとしみじみと感じるようになってきました。年をへて山田作品に携わるたびに、背筋がピンと伸びる思いです」とコメントを寄せている。

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 ドラマはテレビ朝日の開局55周年を記念して制作。東日本大震災で被災した西郷家と浜口家という二つの家族の崩壊と再生を描く。西郷家のひとり娘と浜口家の長男が結婚することになり、二つの家族は初めての顔合わせをした5日後、東日本大震災が発生し、祖母や母、長男と3人もの家族と財産も家も失った浜口家と、何ひとつ傷つくことなく家族も家もすべて無事だった西郷家の運命が動き出す。

 地元の信用金庫の支店長の西郷良介を中井さん、その妻・麻子を樋口さん、娘・千晶を黒木メイサさん、良介の母・奈美を吉行和子さんが演じる。柳葉さんは、漁師の浜口克己役として出演し、その妻・正代役の岸本加世子さん、父・吉也役の橋爪功さん、母・いく役の倍賞美津子さん、長男・修一役の渡辺大さん、次男・光彦役の神木隆之介さんがキャストとして名を連ねている。

 中井さんと樋口さんが夫婦を演じるのは初めてで、樋口さんは「中井貴一さんは、何を質問してもすぐにキチンと答えてくださって、すご~く頼りがいのある方。で、冗談もかなり連発されるので現場が楽しかったです」とコメント。中井さんは「この作品は悲しみを映像化するのではなく、震災の後、必死に生きる家族を表現しています。震災のドラマではありますが、真の“人間ドラマ”だと感じています」、柳葉さんは「皆さんに、東北弁のやわらかさ、奥深さを感じていただけたらうれしいですね。同じ東北の人間として、今回はちょっと胸を張ってセリフをしゃべりました!」と話している。

 「時は立ちどまらない」は、テレビ朝日系で2月22日午後9時~11時6分に放送。

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