音声合成ソフトから誕生した人気キャラクター「初音ミク」の“実体化”に焦点を当てた展示「次元の壁をこえて 初音ミク実体化への情熱展」が、明治大・米沢嘉博記念図書館(東京都千代田区)で31日から6月1日まで開催される。約2メートルの「巨大はちゅねミク張り子」から約5ミリというごく小サイズで動く「ネギ振りミク」まで、ファンの情熱によって“次元の壁”を超えて誕生した立体物など約100点が展示される。
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「巨大はちゅねミク張り子」は新潟県の「にくきゅうっ」さんが地元の祭りのために制作した作品で、東京都内で展示されるのは初めて。「ネギ振りミク」は、ファンの間で起きた“小型化戦争”の中から生まれた作品で、約5ミリの初音ミクの立体物が手に持ったネギを振るという動作を行う。さらに、2009年に当時、理工学部の学生だった「みさいる」さんが制作したロボット「等身大初音ミクロボット1号機」やファンが制作した作品に加え、フィギュアやグッズなど初音ミクから生まれたさまざまな商品も展示。歌詞を入力するとリアルタイムで初音ミクが歌うソフト「作詞ライブシステム」やヘッドマウントディスプレーを使って3Dの初音ミクの映像を楽しめるシステムなども公開される。
同展を担当した米沢嘉博記念図書館の山田俊幸さんは「初音ミクは2007年8月に発売されると、9月にはニコニコ動画にファンが作った3Dモデリングが公開されるなどすぐに“実体化”が行われた」と指摘。「さまざまな立体物を集めると、何か共通点が見えてくるかもしれない。また、展示を見た人が刺激を受け、そこから新しいものが生まれれば」と企画の意図を語り、また、初音ミクの“実体化ブーム”について「設定が少ないので、想像していく楽しさがある。足りないところがあると、補いたくなるのでは」と話している。
米沢嘉博記念図書館は毎週火、水、木曜が休館。同展が開催される1階展示室は入場無料。
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