深田恭子:主演ドラマで“声なき貧困”に立ち向かう 「私も人のためになれたら」

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 女優の深田恭子さんが12日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われた4月スタートの主演ドラマ「サイレント・プア」の会見に登場した。社会的に孤立し、困っていても声をあげられず、貧困から抜け出せない「サイレント・プア(声なき貧困)」の問題に立ち向かう社会福祉協議会のコミュニティ・ソーシャルワーカー(CSW)役を演じる深田さんは「(CSWという仕事を)すごく尊敬していて、こういう人に少しでも近づけたら。私も人のためになれたらなって思います」と語った。

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 CSWは、現代の日本社会に広がっている「サイレント・プア」の問題に対応すべく全国各地に登場し、地域コミュニティーに焦点を当て、支援を必要とする人々の生活圏や人間関係などの環境面を重視した援助を行う職業。ドラマでは、東京の下町を舞台に、深田さん演じるCSWの里見涼が、社会福祉協議会のメンバーとともに、引きこもりやホームレス、若年性認知症など社会的に孤立した人々の人生に触れ、孤独という貧しさに立ち向かい、立ち直るきっかけを作っていく……。

 深田さんは、愛する街を日々駆け回り、人生をあきらめかけた人たちに手を差し伸べるヒロインについて、「『こんな人が街にいたらいいな』っていう気持ちになりました。自分が感じた気持ちをドラマを見ている人にも感じていただけるようになれば」と真摯(しんし)な表情で呼びかけていた。

 ドラマ「サイレント・プア」には、深田さんのほか、北村有起哉さん、桜庭ななみさん、山口紗弥加さん、モロ諸岡さん、田口浩正さん、坂井真紀さん、市毛良枝さんらも出演。4月8日からNHK総合で毎週火曜午後10時~10時48分に放送予定。全9話。

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