木村佳乃:「家族っていい」と母の顔 ドラマ主演で長女に背中押される

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 女優の木村佳乃さんが27日、東京都内で行われた3月に放送されるドラマ「球形の荒野」(BS日テレ)の制作発表会見に登場。2児の母である木村さんは、今回の主演ドラマの撮影でしばらく会えなくなると娘に話した際に「初めて上の子(長女)に『寂しい。でも大丈夫』と言われた」と明かし、「2歳の娘に背中を押してもらえるとは思わなかった。家族っていいものだなと改めて思った」と母の顔を見せた。

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 BS日テレでは、3月9日に「球形の荒野」、同16日に「わるいやつら」と、松本清張さん原作のドラマを2週連続で放送。「球形の荒野」は日本テレビの「火曜サスペンス劇場」の1回目の作品で、1975年には映画化もされた作品で、第二次世界大戦後、日本のために国籍や家族を捨てた男が、愛娘への情を捨てきれず、祖国に戻ってきたことをきっかけとして起こる事件を描く。木村さんは主人公の野上久美子役、寺尾聰さんが戦時中に亡くなったはずの久美子の父・顕一郎役を務めるほか、武田真治さん、市毛良枝さんらも出演する。

 この日は、ドラマ「わるいやつら」の会見も行われ、船越英一郎さんと室井滋さんが出席。船越さんはこれまで、理由があって罪を犯してしまう役の経験はあるが、今回は初めて自ら殺人を犯す医師を演じる。自分のぜいたくのため多くの女性に金品を貢がせるという役どころで、「今回は、ただ“わるいやつ”ですからね。一度やりたいと思っていた。役者冥利につきる」と語った。同作には平山あやさん、秋野暢子さんらも出演する。

 スペシャルドラマ「球形の荒野」は3月9日の午後9時~10時54分、「わるいやつら」は同16日の午後8時~9時54分に放送予定。

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