日本アカデミー賞:松田龍平“オヤジ超え”も「ずっと背中は追い続けている」

「第37回日本アカデミー賞」の最優秀主演男優賞に輝いた松田龍平さん
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「第37回日本アカデミー賞」の最優秀主演男優賞に輝いた松田龍平さん

 俳優の松田龍平さんが「第37回日本アカデミー賞」の最優秀主演男優賞に輝き、父で俳優の故松田優作さんがなし得なかった偉業を達成した。ステージ上では司会の樹木希林さんから父・優作さんの影響はあるかと聞かれ、「うまく言葉にならないですけど、目標にしているところはあります」と語った松田さん。受賞後の会見でも「ずっと(父の)背中は追い続けているなという感じはしますね」と胸の内を明かした。

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 父・優作さんは4度の優秀主演男優賞に輝きながらも最優秀賞は手にしていなかった。一方の龍平さんは2000年に大島渚監督の「御法度」で新人俳優賞を受賞し、昨年は「探偵はBARにいる」で優秀助演男優賞に輝き、今年は最優秀主演男優賞を獲得した。

 松田さんが主演した映画「舟を編む」のメガホンをとった石井裕也監督は、最優秀監督賞の受賞時のスピーチで「今回はどうしても松田さんを勝たせたかった。勝たせようと思っていたので本当によかった」と松田さんの受賞を喜んだ。松田さんは「すごく僕の親父(おやじ)を好きだった人に期待されているなと(思う)。いろんな方に影響を受けて、その中で自分のやれることを見つけていけたら」と意気込みを語った。

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