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4月23日(木)放送分
WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。3月21日に放送される「八十歳の漂流俳優 ヨシ笈田 三島が託した日本」を担当したWOWOW制作部の射場好昭プロデューサーに、番組の魅力を聞いた。
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−−番組の概要と魅力は?
40年以上も「漂流」俳優をつづける八十歳の現役俳優・ヨシ笈田さん。1968年に日本を飛び出して、世界中で刺激的な演劇活動を続けてこられました。昨年には、日本を含めた世界ツアーで谷崎潤一郎を原作にもつ舞台「春琴」で、素晴らしい存在感を示しました。一つのところにとどまらない「漂流」俳優ならではの、特別な俳優術はどこからくるのか。舞台での開放感そのままに、取材にも非常にオープンな笈田さんの懐に飛び込みました。日本的美意識の伝統「序破急」、人生でも見事な終わりを演じているように見える笈田さんの現在を追いました。
−−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?
笈田さんの舞台を拝見して、その魅力的な舞台の時間の流れ方に触れました。その時間は、この人でないと決して現れてこない独特なものでした。「この人を見よ」と呼びかけてくるような存在感に引き寄せられました。
−−制作中、一番に心がけたことは?
実際に笈田さんの舞台を見たり、直接お話をうかがったりする機会に恵まれた人々の表情は、共通してほのかに明るい、赤みがさしたように、ほっこりしています。番組を通して笈田さんのことをはじめて知った人々もそんな表情になってもらえればなによりです。
−−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?
笈田さんが、日本を飛び出したときに、文豪・三島由紀夫から送られた直筆の手紙。内容は、文字ですでに紹介されておりましたが、実際、墨痕淋漓たる実物からは、意外なことに、ユーモラスな優しさとか、弟分への思いやりが感じられました。それがあとで思うと遺言だった(亡くなる半年ほど前のもの)と笈田さんが受け止め、恐ろしくなりもしたそうですが、やはりそれから40年以上たってみると、独特の感慨に笈田さんが包まれる、そこまで見せてくださるけれど、なかなかその感じを的確に番組にもってこれるかどうかは、編集作業にかかっています。
−−番組の見どころを教えてください。
だれにでも伝わる笈田さんの人柄が見えるところ。人生の教師としての笈田さん。
−−視聴者へ一言お願いします。
自分が80歳になったときに、40歳くらいのときのことをよき記憶として思い出せるような人生はすてきではないでしょうか。
WOWOW 制作部 プロデューサー 射場好昭
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