宮藤官九郎:14年ぶりに月9出演 「極悪がんぼ」でドMな悪徳弁護士役に

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 人気脚本家の宮藤官九郎さんが、4月からスタートするフジテレビ系の“月9”ドラマ「極悪がんぼ」に出演することが30日、明らかになった。宮藤さんが連続ドラマに出演するのは約12年ぶりで、月9に出演するのは、2000年1~3月に放送された連続ドラマ「二千年の恋」以来、約14年ぶり。お金のためなら汚い手を使ってでも依頼人を助ける強欲な元検事の“ヤメ検”弁護士役の宮藤さんは、「12年ぶりの連続ドラマ出演。月9は14年ぶりだそうです。そして生涯初の弁護士役。できるのか? できるんだろうか?」と心配しながらも、「皆さんの胸を借りて、胸から胸に飛び移りながら1クール乗りきろうと思います。頑張ってるように見えないように頑張ります!」とコメントしている。

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 宮藤さんは、「正義はカネで買うもの」をポリシーにした法律事務所の所長・豊臣嫌太郎役で、小清水経営コンサルタントに出入りし、所員の金子千秋(三浦友和さん)、冬月啓(椎名桔平さん)らとは腐れ縁という役どころ。一風変わった悪徳弁護士の一方で、仲里依紗さん演じるスナック「まやかし」のママ・キリコにぞっこんという設定で、ママにはまったく相手にされないが、ひるむ様子がないという“ドM”な一面も持つ。

 先日行われた初収録で、宮藤さんは、キリコにひざまずき手を取り求愛するものの「黙っとれ変態!」と一蹴され、さらに「もっとしかってお仕置きして」と近づくとキリコに思いっきりけられるというシーンに挑戦。宮藤さんは、「キャストは百戦錬磨の強者ばかりだし、監督は河毛(俊作)さんだし、きっと優しく介護してくれるに違いない」と話していた。

 後藤博幸プロデューサーは「豊臣嫌太郎は、ドM、“悪徳”弁護士という、かなりクセのある難しいキャラクターです。それだからこそ、脚本、演出、音楽などマルチに活躍されており、多彩な才能を持つ宮藤官九郎さんに演じていただきたく、出演をお願いしました」と起用理由を説明している。

 ドラマは、裏社会で活躍する男たちのドラマを描いた田島隆さん作、東風孝広さん画の同名マンガ(講談社)が原作。ドラマ版ではマンガ版の男性主人公・神崎守を女性に置き換え尾野真千子さんが主演。舞台も広島から架空の都市・金暮市に設定変更している。4月14日スタートで毎週月曜午後9時に放送。初回は15分拡大版。

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