歌手の宇多田ヒカルさんの元夫で映画監督の紀里谷和明さんが15日、東京都内で行われた映画「サケボム」(サキノジュンヤ監督、24日公開)公開記念トークイベントに登場。クライヴ・オーウェンさんとモーガン・フリーマンさん主演でハリウッドデビュー作となる次回作「The Last Knights」について「来年には公開できそうです」と明かした紀里谷さん。最近の映画については「ある種、歌舞伎みたいになっている。1幕目はこう、2幕目はこうと、すべて定型で、『スター・ウォーズ』以降ずっと同じ」と持論を披露すると、「それは人々が難解なものを求めていないから。日常、人生の方がずっと難解」と苦笑を浮かべた。
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また紀里谷さんは、監督デビュー作「CASSHERN」(2004年)製作時を振り返り、「それまで、あらゆる制限のある中でPV、CMと作ってきて、やっと“好き勝手やってやるぞ”と思って取りかかったのに、いつのまにかシステムに放り込まれていた」と告白。さらに映画を作る上で「どこまで続くかわからない、制限、要求がある」と苦悩を明かし、「年々製作費が削られていく中で、海外にマーケットを向けなくてはいけないし、“ハリウッドに行く”という意味も、単純に死活問題になってきている。物語を撮るというだけなら、iPhone一台でも足りてしまう時代だし、映画に対する古臭いロマンチシズムは崩壊した」と語った。
映画「サケボム」は、創業300年の伝統を誇る酒蔵の後継ぎで純朴な青年・ナオトとひねくれ者のいとこ・セバスチャンとの珍道中を描いたロードムービー。ある日、突然の別れを告げていなくなってしまった恋人・オリビアを追いかけて、生まれてはじめて米国にやってきたナオトは、イヤミばかり言っている嫌われ者な上、彼女に振られたばかりのセバスチャンとともに、ロサンゼルスからサンフランシスコまで元カノ探しの旅に出る……というストーリー。濱田岳さんがナオト、ユージン・キムさんがセバスチャンを演じ、渡辺裕之さんやでんでんさんも出演する。この日は紀里谷さんのほか、サキノ監督、作家でジャーナリストの佐々木俊尚さんも登場した。
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