俳優の伊武雅刀さんが、岡田准一さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に千利休（宗易）役で出演することが28日、明らかになった。伊武さんは、1996年放送の竹中直人さんが主演した大河ドラマ「秀吉」で黒田官兵衛を演じており、今回も秀吉役で出演している竹中さんと18年ぶりに大河ドラマで共演を果たす。

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　ほかに新キャストとして、女優の二階堂ふみさんが秀吉の側室の茶々（淀）役、俳優の宇梶剛士さんが官兵衛と秀吉が水攻めをした備中高松城の城主・清水宗治役、村田雄浩さんが官兵衛の宿敵・宇都宮鎮房役、東幹久さんが徳川家康に仕え「徳川四天王」の1人と呼ばれた井伊直政役で出演する。宇梶さんは6月22日放送の第25回から、東さんは7月6日放送の第27回から、伊武さん、二階堂さんは8月3日放送の第31回から、村田さんは8月31日放送の第35回からそれぞれ出演する。

　同局の中村高志チーフプロデューサーは「天下統一に進む官兵衛と秀吉の前に立ちふさがる強敵、清水宗治、宇都宮鎮房。そして、乱世の最終局面で時代の流れを変えた利休、淀殿、井伊直政。官兵衛と深く関わり合いながら、天下を動かしていく人物たちです。軍師官兵衛の第2章に加わる実力派がそろいました」と話している。

　「軍師官兵衛」は、戦国時代末期に“天才軍師”と称され、織田信長、秀吉、家康の三英傑に重用され、九州・福岡藩52万石の礎を築いた黒田官兵衛の生涯を描いている。「軍師官兵衛」は、NHK総合で毎週日曜午後8時に放送。