浅野忠信:真面目人間を主張 タブーをおかしたこと「ない」

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 俳優の浅野忠信さんが2日、東京都内で開催された二階堂ふみさんとのダブル主演映画「私の男」(熊切和嘉監督、14日公開)の公開直前プレミア試写会イベントに登場。数々のタブーを描いた同映画にちなんで「タブーをおかしたことは?」と聞かれると、浅野さんは「全くそんなことはないですね!」ときっぱり。「すごく真面目で、人の手本になるようなことしかしてこなかった」と語り、観客の笑いを誘った。

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 イベントには主演の2人のほか、高良健吾さん、藤竜也さん、熊切監督が登場。おかしてしまったタブーについて、高良さんは「夜中にカップラーメン二つ食べるとか……」とコメント。二階堂さんは「割とまっとうに生きてきた」、藤さんも「真面目ですからね」、熊切監督も「日常はひっそりと暮らしている」と、浅野さんと同じく真面目人間をアピール。映画の舞台となった紋別のご当地キャラで観光大使の「紋太」も、映画の公開を祝い、流氷を持って駆けつけた。

 映画は、刺激的なテーマと極限的な舞台設定から、映像化不可能と言われた桜庭一樹さんの第138回直木賞受賞作が原作。10歳で孤児となった少女・花が、遠縁にあたる青年・淳悟に引き取られ、北海道紋別の田舎町で寄り添うように生活を送っていた。6年後、冬のオホーツク海の流氷の上で殺人事件が起こる。逃げるように出て行く淳悟と花は、互いに深い喪失と2人だけの秘密を抱えていた……という物語。

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