チャウ・シンチー監督:6年ぶり最新作は「ドラゴンボールの影響大きい」

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 映画「少林サッカー」などで知られる香港のチャウ・シンチー監督が、6年ぶりとなる最新作「西遊記~はじまりのはじまり~」のPRのため6年ぶりに来日し、22日に東京都内で会見を行った。黒澤明監督の大ファンというシンチー監督は日本のマンガの影響についても語り、「『ドラゴンボール』の影響はすごく大きい。(作中の)孫悟空の見た目が人型、小粒、そして大きいゴリラのようなサイズになるシーンがあるが、それは全部ドラゴンボールからひらめきを受けている」とコメントした。

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 これまで、自作で主演もこなしてきたシンチー監督は今作では監督に専念。その理由について「自分に合った役柄がなかった。僕は主人公しか演じないので」と説明。また、続編について聞かれると「『西遊記』はひとつのシリーズものだと思っているので、(続編は)もちろんすでに考えている」と期待を持たせた。

 映画は、中国で明代に生まれた伝奇小説「西遊記」が原作で、インドへ経典を取りに行く玄奘(三蔵法師)とお供の孫悟空らが出会った頃の話が描かれる。玄奘役をウェン・ジャンさん、ヒロインの段役をスー・チーさん、孫悟空役をホアン・ボーさんが演じる。本作は日活と東宝東和がタッグを組んで立ち上げた新レーベル「GOLDEN ASIA」の第1弾作品で、2014年11月にTOHOシネマズ有楽座をはじめ全国で公開予定。

 また、この日はアジア映画専門の新レーベル「GOLDEN ASIA」の、日本で公開される作品のラインアップも披露された。第2弾はインドのアクション映画「チェイス!」(12月公開)、第3弾はインドの実在の五輪選手の半生を描いた「BHAAG MILKHA BHAAG」(15年公開)を予定している。

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