テレビ質問状:ノンフィクションW「目指せUFC!侍ファイター」単身米国に渡った日本人選手を追う

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 WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。9月12日に放送される「目指せUFC!侍ファイター 本場アメリカで闘い続ける理由」を担当したWOWOWのスポーツ部の豊田康平プロデューサーに、番組の魅力を聞いた。

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 −−番組の概要と魅力は?

 世界最高峰の総合格闘技イベント“UFC”への出場を目指す一人の日本人ファイター・松田干城(まつだ・たてき)を追いかけた番組。通常、日本人ファイターは日本国内の格闘技イベントで名を挙げてUFCにスカウトされるが、松田は単身米国に乗り込み、地元のローカル団体で実績を積み上げてのUFC出場を目指している。今まで誰もやらなかったアプローチでUFC出場を目指すその挑戦と過酷な現実が見どころ。

 −−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 米国で生活しながらUFC出場を目指している日本人がほとんどいないという対象人物の貴重さと、彼の米国での日々の生活、トレーニングの実態がどれだけ過酷で、それを見せることによって、視聴者がどれだけ新しい発見や気づきをしてくれるのかという期待をもって、今回このテーマを取り上げました。

 −−制作中、一番に心掛けたことは?

 スポーツ、その中でも特に格闘技のもつ、「汗」や「傷」の画の強さを前面に出すよう心掛けました。その画を通して松田が異国の地でどれだけの覚悟をもって闘い続け、UFCへの出場を目指しているかを伝えたいと思っています。

 −−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 松田を追い始めたのは昨年の7月、その時点で松田はローカル団体であと一つ勝てばUFC出場が濃厚といわれていました。しかもあと一つの試合を勝つ確率は高いという情報もあり、海外取材はその1回と松田のUFC初出場の大会の2回ぐらいかな?と思っていました。しかし、7月の試合は撮影スタッフ渡米後に中止、仕切り直しの9月も急きょ対戦相手が変わるトラブルに対処できず、まさかの敗戦。次こそはと意気込んだ11月の試合も敗れた。どん底に落ちた松田もさることながら、ここまでで既に海外取材3回。そして最後と決めた今年8月に4回目の取材を敢行。この4回の海外取材映像を基に番組を作り上げていた放送2週間前に、「これは取材せねば」というビッグニュースが飛び込み、5回目の海外取材を行いました。最後の取材内容は番組をお楽しみに。

 −−視聴者へ一言お願いします。

 本場米国でUFC出場を目指し挑戦を続ける松田干城。日本では無名ですが、世界の頂点を目指して海外で懸命に闘う日本人がここにもいます! 一人でも多くの方に松田を知ってもらい、これからの松田の挑戦を応援してあげてください!

 WOWOW スポーツ部 プロデューサー 豊田康平

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