JUJU:名曲カバーは「喜び以外のなにものでもない」 デビュー10周年記念「JUJU苑」放送

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 歌手のJUJUさんが、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で10月12日に行ったカバーライブ企画「JUJU苑」のデビュー10周年記念スペシャル版が、WOWOWで22日に放送される。他の歌手、アーティストの名曲をカバーすることを「喜び以外のなにものでもない」と語るJUJUさんがライブの模様を振り返った。

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 「JUJU苑」は、JUJUさんが2008年にスタートさせたカバー曲中心のライブ。今回は、JUJUさんのデビュー10周年を記念した企画ライブの第3弾として、自身初となるさいたまスーパーアリーナで行われ、恒例のリクエストカバーに加え、10年の歩みを振り返るオリジナル曲も多数披露された。

 JUJUさんは「『JUJU苑』は、カラオケスナックにみんなでいる感覚を出せたらと最初は200人規模で始めさせていただいたもの。それが今回2万人以上入る会場で、最初は不安もありました」といい、「でもスタートしたら本当に楽しくて。『これ、なんで1回で終わっちゃうんだろう、もう一度最初からやれないかな』っていうのが終わった直後の感想でした」と明かす。

 ライブではセンターステージ(アリーナのセンターに設置したステージ)も初体験。JUJUさんは「360度、囲まれるの苦手で、基本の立ち位置も分からなくて。ほかにも初めての試みも多くて、私自身が想定した範囲内でちゃんと動けていなかった」と反省しきり。「花道ももっと楽しく使えたらって、いまになってみたらすごく思うこと。あの人数だからこそできたことっていうのもあると思うし、まだあの日のことが私の中でまとまっていない。もう一度やったら、私の中で確証が得られる気がするんですが」とも話す。

 一方で、「JUJU苑」恒例の、JUJUさんのデュエットの相手を観客から募る企画で、いつもと変わらず多くの手が挙がったことについては「あの規模になると『歌いたいです』って手を挙げる人もいないのかなって思ったら、会場のキャパが広がった分、人数が増えていて。もともとは私が『一緒に歌いませんか?』って始めたことなのに、改めてみんなスゴイな、やっていてよかったなって思いました」と笑顔を見せた。

 子供のころから「大好きだった」というテレサ・テンさんの「つぐない」をはじめ、竹内まりやさんの「駅」、アン・ルイスさんの「六本木心中」、サザンオールスターズの「真夏の果実」など今回も数々の名曲カバーを披露。

 JUJUさんは「子供の頃に『歌っていいな』って思ったきっかけがカラオケで、そんな私にとって誰かの名曲を歌うことって、喜び以外のなにものでもないんですよね……」と話すと、「自分の曲より『カバーの方が上手ですよね』っていわれることもあって、正直イラっとするんですけど(笑い)。そこは言い得て妙で、ある意味、私にとって(名曲カバーは)原点でもあるわけだから、誰かの名曲を歌う時に喜々としてしまうのは当たり前。これからも『つぐない』みたいに自分好みに調理していければ」と目を輝かせていた。

 番組「JUJU SUPER LIVE 2014−ジュジュ苑 10th Anniversary Special−」は、WOWOWライブで22日午後3時45分に放送。同日午後3時半から女優の菊川怜さんとJUJUさんとの対談の模様も放送される。またニューヨーク在住の日本人トランペット奏者、黒田卓也さんらと共演し、今年8月に行われたブルーノート東京(東京都港区)でのライブ「JUJU JAZZ LIVE 2014 with TAKUYA KURODA QUINTET from NY」も30日午後2時から放送。

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