高倉健さん死去：広末涼子「悲しくて、さびしい」　　綾瀬はるかも「深く感謝」

　悪性リンパ腫のため10日に83歳で死去した高倉健（本名・小田剛一）さんの訃報を受け、女優の広末涼子さんや綾瀬はるかさん、俳優の北大路欣也さんがコメントを発表した。高倉さんの主演映画「鉄道員（ぽっぽや）」（降旗康男監督）で共演した広末さんは「今もまだ信じられません。ただただ、悲しくて、さびしいです」、高倉さんの遺作となった主演映画「あなたへ」（降旗康男監督）で共演した綾瀬さんも「とても悲しいです。映画をご一緒させていただいたことを深く感謝しています」とメッセージを寄せた。

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　1999年に公開された大ヒットした「鉄道員」に少女役で出演した広末さんは「健さんに撮影現場で聞かせてもらった音楽、入れてもらったコーヒー、かけていただいた優しい言葉たち、背筋の伸びた大きな体で、力強く抱きしめてもらった思い出……全部、忘れません」と高倉さんへの思いを語っている。

　綾瀬さんは「あなたへ」のキャンペーンで長崎を訪れた夜に「コーヒーをごちそうになりながら、たくさんお話をして、私のなんでもない話にも熱心に耳を傾けてくださいました」と高倉さんとの思い出に触れ、「とても気さくで優しい方でした。そのとき、『またおいしいコーヒーを飲みに行こう』っておっしゃっていただいて、まだかなまだかなと楽しみにしていました」と明かした。

　また、北大路さんは「大変お世話になった後輩の一人です。教えられ、しかられ、時には褒められました。そのうれしさは私の大きな原動力であり、感謝の思いは悠久です」とコメントを発表した。