高橋愛:ラブホ舞台に密室コメディーに挑戦 「大人だな~」

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 視聴者のインターネット投票を基にレギュラー番組を決めるWOWOWの実験枠「大人番組リーグ」から生まれたオムニバス形式のドラマ「ああ、ラブホテル」が23日スタートする。ラブホテルという密室を舞台に男女の悲喜こもごもを描くワンシチュエーションコメディーで、「第二夜」(23日放送)で初共演を果たしている元「モーニング娘。」の高橋愛さんと俳優の古舘寛治さんに、ドラマの魅力や役どころについて聞いた。

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 ドラマは、独創的な外観や多種多様な世界観を持ち、日本国内に数万軒はあるといわれるラブホテルが舞台の密室劇。高橋さんと‪古舘さんが出演する「第二夜」は、部屋で一人、恋人を待つ洋子と、洋子の前に突然現れた半裸の男・太一との不思議な心の交流を描く。

 高橋さんは「タイトルを聞いた時にすごく大人だなーって思いました(笑い)。それと同時にすごく演じるのが難しいなって感じました」と初めて台本を読んだ時の心境を明かす。古舘さんはドラマを「ひとことでいえば“ナンセンスコメディー”です」と断言。「面白くするにはかなり難しい、台本も俳優泣かせで……。俳優としてかなり負荷のかかるナンセンスコメディーですね」と苦笑いを浮かべる。

 洋子の前に半裸で現れ、理由を聞くとネットで知り合った女子大生に「だまされた」といい、衣服や金品など身ぐるみはがされているのに、気にする様子もなく部屋に居座り続ける太一。困惑しつつも洋子は、太一のペースにのせられ、不倫相手である恋人について話しはじめてしまう……。

 高橋さんは「洋子って女性はとても真面目なのかなって思います。いちずに恋人になんでもしてあげて、自分の気持ちが言えない、人生がうまくいかないタイプ。私と性格は正反対(笑い)。これだけ真逆の役は初めてですね」と話す。

 古舘さんは太一という男について「まったくよくわからない(苦笑)。でもそこがこの話の面白さなのかなって思いますね」とコメント。「太一は何があっても気にしなくて、背負うものもなくて、目の前の出来事をポジティブにとらえていく。そんな人間、この世にいない。だからこそ理解するのも演じるのも難しい」と苦労を明かした。

 物語の最後には、現れない恋人に業を煮やし自暴自棄となった洋子が、一瞬の情に流されてしまう、ラブホテルが舞台のコメディーらしい“オチ”も用意される。高橋さんは「洋子って、つくづく人生がうまくいかないタイプですよね(笑い)」とあきらめの表情を見せた。

 最後に見どころを聞くと、高橋さんは「洋子の気持ちの揺れ、流れなんじゃないかと思いますね。一つの場所で繰り広げられるストーリーなので、それぞれの人生の違い、男女の違いとかも」と話し、‪古舘さんは「見どころではないんですけど、僕が最後にギターを弾いて歌っています。もともとギターが弾けるわけじゃないので、洋子さんを感動させるにはちょっと無理があったのですが、でも必死に頑張りました」と語った。

 また‪古舘さんは「ラブホテルに一緒にいて高橋さんのファンに恨まれちゃったりするのかな」とおどけつつ、「見ていただければそんな心配が無用ってわかりますので、よろしくお願いします」と視聴者にメッセージを送った。

 番組「大人番組リーグ Presents ああ、ラブホテル」は全5回。WOWOWプライムで23日から毎月第4日曜午後11時に放送。初回(「第一夜」「第二夜」)は無料放送。

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