武田梨奈:「舞台あいさつしたかった……」年内閉館の新宿ミラノをしのぶ

年内で閉館予定の新宿ミラノで開催されたイベントに登場した武田梨奈さん(右)、松江哲明監督
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年内で閉館予定の新宿ミラノで開催されたイベントに登場した武田梨奈さん(右)、松江哲明監督

 1956年12月に開館し、今年12月31日に閉館する映画館「新宿ミラノ」(東京都新宿区)で21日、「ザ・レイド GOKUDO」(ギャレス・エバンス監督)の公開直前イベントが開催され、頭突きで瓦を割るCMなどで話題の女優・武田梨奈さんと、松江哲明監督がゲストとして登場した。エバンス監督と親交があるという武田さんは、同館について「いつか(自分が出演した映画の)舞台あいさつをしたいと思っていたんですが、その夢はかなわず終わった……」と残念がった。

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 武田さんは「この映画館にはプライベートでよく来ていて、正直終わってしまうのは寂しい」と率直な思いを語り、集まった約300人の映画ファンに「映画館はなくなってしまうけれど、思い出はずっとなくならないので、これからも新宿ミラノを愛しましょう!」と呼びかけた。中学生のころから同館に通っていたという松江監督は「歌舞伎町は中学生だけでは通っちゃいけない場所だったんですけれど、友達と来れない分、父親と一緒に来た。この劇場で列をぐるぐる作って、映画を見たな」と、同館の思い出を語った。

 イベントは、2011年に公開されたインドネシア映画「ザ・レイド」と続編「ザ・レイド GOKUDO」が2本立て上映として、同館の最後のラインアップに加わったことで実現したもので、「映画秘宝Presents さよなら新宿ミラノ!『ザ・レイド』祭!」と題して行われた。イベントでは、この日だけの特別版「R18+ディレクターズカット版」が上映されたほか、新宿ミラノと同映画の限定コラボTシャツを、観客80人にプレゼントし、同シリーズのファンである武田さんと松江監督が、同シリーズの魅力を語った。松江監督は「『ザ・レイド』シリーズは、ミラノ座の地下が似合う映画。こういう映画のイベントに立ててうれしい。年末までここに通おうと思います」と話していた。映画は22日から、同館をはじめ全国で公開。

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