米倉涼子:「ドクターX」最終回で涙 師匠のオペに「心が痛くて……」

18日に最終回を迎える「ドクターX ~外科医・大門未知子~」で涙を見せた米倉涼子さん=テレビ朝日提供
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18日に最終回を迎える「ドクターX ~外科医・大門未知子~」で涙を見せた米倉涼子さん=テレビ朝日提供

 女優の米倉涼子さん主演の連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が18日の放送で最終回を迎え、米倉さん演じる天才外科医・大門未知子が最後に挑む手術で初めて涙を見せることがわかった。オペを受けるのは未知子の一番大切な師匠・神原晶(岸部一徳さん)。米倉さんは「台本を読んだ時、たまらず泣いてしまいました」と告白。オペシーンの撮影では「胸にこみあげてくるものがありましたね。とにかく必死で、涙が流れ落ちたことも自覚していなかったんです」と明かしている。

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 最終回で、未知子は最後に最愛の師匠・晶のオペに挑む。しかし、すでに病状が悪化し、手術適応外の状態となっていた晶は、自らの寿命を悟り、愛すべき弟子に「失敗させたくない」という思いから、未知子による執刀を拒絶する。それでも未知子は自らの強い希望でメスを握り、オペに取りかかるが……という展開。そして、あふれる感情を懸命に抑えながら、手術を続行する未知子の目からは初めて見せる涙がこぼれ落ちる。

 撮影を見守ったスタッフも涙で目をぬらすほどの鬼気迫る渾身の演技を見せた米倉さん。「段取りの時点から『もう無理かもしれない!』って思いました。晶さんが手術台に寝ている姿を見ただけで、もう心が痛くて……。共演者やスタッフとも『ありえない.....』って話してたんです」と振り返りつつ、「本番が始まった後は、一連のシーンを途中で止めずに最後まで演じたこともあり、なおさら胸にこみあげてくるものがありましたね。オペ技術の面でも、感情の面でも、とにかく必死で、涙が流れ落ちたことも自覚していなかったんです」と語る。

 米倉さんは「未知子の中で晶さんは相当大きな存在。親にはできないような相談もできちゃう“特別な存在”なのですが、実はこれって私自身にとっての一徳さんの存在とすごく重なるんです」と告白。「ドクターX」シリーズが始まった当初は「一徳さんのことが怖かったんです(笑い)。すごくミステリアスな方なので、私のことを認めていただけているかどうか、とても不安で……」と明かしながらも、2012年に放送された第1シーズンから3年の月日を経て、「今ではすべてを吸い込んでくれる、大きな一徳さんにすごく甘えていて、他界した実の父以上に慕っているかもしれないなって思うほどなんです」と思いを語っている。

 最終回は90分のスペシャル版。人知れず倒れた晶(岸部さん)は、未知子の前から姿を消し、ひそかに「国立高度医療センター」に入院する。一方、センターの総長・天堂義人(北大路欣也さん)が夢見ていた国家レベルの新組織「日本医療産業機構」がついに発足。天堂は初代理事長に就任、医学界の頂点に上り詰める。そんな中、かつての“敵”である西京大学病院の院長・蛭間重勝(西田敏行さん)が深刻な高度進行同時性多発大腸がんを発症、未知子にオペを依頼する。その矢先、未知子はセンター内で晶と遭遇し、病状を知ると「すぐに自分に切らせて」と懇願するが、晶はもう寿命だと突っぱねる……という展開で、未知子の“生涯最後?のオペ”と“史上最大の戦い”が繰り広げられる。18日午後9時~10時24分に放送予定。

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