安藤裕子:ドラマで両親の離婚回想 “家族生活”への自論も

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 シンガー・ソングライターの安藤裕子さんが8日、NHK名古屋放送センタービル(名古屋市東区)で行われたNHKドラマ「全力離婚相談」(火曜午後10時)のトークショーに登場し、同ドラマの主題歌「人魚姫」を歌い上げた。イベント後に取材に応じた安藤さんは、劇中で幼い子供をもつ夫婦が離婚するエピソードを見て「号泣した」と明かした。

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 現在3歳の娘の母親でもある安藤さんは「(自分が)小学校のときに親が離婚した。(離婚のとき)父も母も傷ついていたし、私たちも傷ついていた。しこりみたいなものを抱えながら、新しく人間関係を構築して今はいい血族」とコメント。「(劇中で)子供はパパとママと一緒にいたいのに、状況が分かっていないまま離れなきゃいけなくて、(家族で)泊まれることを無邪気に喜んだりしていた。その姿を見て号泣した」と振り返った。

 また「一緒に暮らすことは助け合い」といい、「『○○をしてくれない』と相手を見下し始めたら止まらない。そういうことを言い出したり、思い出したりしたら、お互いきりがなくて同じチームではいられない。まずは自分が至らないという気持ちでいないと不安」と持論を語った。主題歌はドラマに合わせて安藤さんが書き下ろしており、「大人になるといろいろな“傷”が増えていって、自分のことをみすぼらしいなと思う瞬間がある。そんなときも明日の自分に期待したいと思う気持ちで書いた」と明かした。

 ドラマは、名古屋を舞台に、敏腕弁護士から離婚相談員に転身した竹内美晴(真矢みきさん)がさまざまな夫婦の離婚問題に取り組んでいく物語。トークショーは、劇中に登場する夫婦のケースから幸せな男女関係を築くヒントを探ることをテーマに行われ、美晴の離婚相談室で事務員として働く栗田信枝を演じる近衛はなさん、作家の室井佑月さん、番組を担当しているNHK名古屋放送局の柴田岳志エグゼクティブ・ディレクターがトークを繰り広げた。安藤さんはトークショーの最後に登場し、歌を披露した。

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