北海道夕張市で開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」内で22日、クロージングセレモニーと授賞式が行われ、「風の歌を聴け」などの大森一樹監督が審査委員長を務めたオフシアター・コンペティション部門では、森川圭監督の「メイクルーム」がグランプリを獲得した。森川監督は「もう何言っていいか分からない。まさかグランプリをとれるなんて本当に思ってなかったんで。みんな、とったよ!」とつらら型のトロフィーを掲げ、終始興奮した様子で喜びを表した。
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「メイクルーム」はAV撮影現場のメイクルームの中で繰り広げられるドタバタ劇を描いた作品。森川監督は受賞後の会見で、「僕ぐらいの年(50歳)でも評価してもらえるという事実ができたのでうれしく思っています」といい、次回作については「許されるのであれば、パート2を作りたいなと。脚本も出来上がっていて、今回のメイクルームの3カ月後の話になります」と構想を明かした。審査委員長の大森監督は「映画というのは若けりゃいいというわけじゃないと、しみじみ感じていて。ある程度年齢をいって、観客にメッセージを伝えられる。なんでもかんでも若いのがいいという映画祭の風潮の中で、ひとつのメッセージを伝えられたのではないか」と受賞作について語った。
「鮫肌男と桃尻女」の石井克人監督が審査委員を務めたインターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門はタイのジラッサヤー・ウォンスティン監督の「今月のあの日」がグランプリを獲得。ウォンスティン監督は欠席だった。
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」は1990年から夕張市で開催されており、今年で25回目。今回は「世界で一番、楽しい映画祭」をキャッチコピーに、2月23日までの会期中、84本の映画を市内各地で上映している。最終日をのぞく19日から22日までの動員数は1万2439人で、対前年比で110%以上となる見込みで、08年の復活後に最高動員数を記録した昨年を上回るとみられている。
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