宮部みゆきさんのミステリー巨編を2部構成で映画化した後編「ソロモンの偽証 後篇・裁判」(成島出監督)が11日から公開される。同級生の不審死の真相を突き止めるための裁判が開廷し、それぞれの思いを胸に証言台に立つ中学生たち。彼らは何を語るのか。“子供”ながらも緊迫感あるやりとりが繰り広げられていく。
あなたにオススメ
葬送のフリーレン:テレビアニメ第2期 新監督起用の経緯
ついに裁判が始まる。柏木卓也(望月歩さん)が不審死を遂げた事件当夜、一体何があったのか。告発文の通り、大出俊次(清水尋也さん)たちが柏木を殺したのか。それぞれの思惑や動機が、大出の弁護人、神原和彦(板垣瑞生さん)と、検事、藤野涼子(藤野涼子さん)のもとで、少しずつ明るみになっていく……というストーリー。
「自分の罪は自分で背負っていくしかないんだよ、いつか乗り越えるために」……ある生徒がつぶやくこの言葉は、当事者に現実を直視させる厳しい内容だ。だがそれを、大人のようにすれていない中学生たちが言うからこそ、見ているこちらの胸に突き刺さり、深い感慨をもたらす。裁判の最終日、家を出るときの涼子のまっすぐな瞳に吸い込まれそうだ。涼子の信念にしっかりと向き合おうとする神原の深みのある双眸(そうぼう)も印象的だ。いや、ここに登場する2年A組の生徒たちみんなが素晴らしい目をしている。裁く者、裁かれる者、証言台に立つ者、そして傍聴席に座るほかの生徒や保護者たちでさえ、法廷で見えてきた真相に驚きながら、自らの行為を自省し、救われていく。真実を追究すること。それは、当事者を救うことでもあると強く思った。丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/フリーライター)
<プロフィル>
りん・たいこ=教育雑誌、編集プロダクションをへてフリーのライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。大好きな映画はいまだに「ビッグ・ウェンズデー」(78年)と「恋におちて」(84年)。
「第49回日本アカデミー賞」の正賞15部門の各優秀賞と新人俳優賞が1月19日に発表された。優秀作品賞に「国宝」「宝島」「爆弾」「ファーストキス 1ST KISS」「TOKYOタク…
「トイ・ストーリー」「リメンバー・ミー」などを生み出したディズニー&ピクサーの最新作「私がビーバーになる時」(原題:Hoppers、ダニエル・チョン監督、3月13日公開)の日本版…
人気グループ「なにわ男子」の西畑大吾さんと、俳優の福本莉子さんが、2026年秋公開の映画「時給三〇〇円の死神」(酒井麻衣監督)で、映画初共演にしてダブル主演を務めることが明らかに…
俳優で、ティーン向けメディア「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)専属モデルの中島瑠菜さん。長編映画単独初主演となる青春ホラー「とれ!」が1月16日に公開された。昨年…
1995年公開の映画「ゴジラVSデストロイア」に登場したゴジラジュニアなどのフィギュアのセット「S.H.MonsterArts ゴジラジュニア&デストロイア エボリューションセ…