杏:アニメ「百日紅」初日で“江戸愛”語る

映画「百日紅~Miss HOKUSAI~」の初日舞台あいさつに登場した杏さん
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映画「百日紅~Miss HOKUSAI~」の初日舞台あいさつに登場した杏さん

 女優の杏さんが9日、東京都内で行われた劇場版アニメ「百日紅~Miss HOKUSAI~」(原恵一監督) の初日舞台あいさつに出席。本作が葛飾北斎の周辺を描いていることから、「私が生まれた年(1986年)は、江戸時代に生まれた最後の方が亡くなった年。ここで江戸時代が途切れないように、今感じて伸ばしていくのが私たちの使命であり、楽しみ」と“江戸愛”を語り、「知らないのに知っている、なんだか心の奥底から呼び覚まされるような気がする江戸の景色、心意気がたくさんつまっています」と作品をアピールした。

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 「百日紅~Miss HOKUSAI~」は、杉浦日向子さんのマンガ「百日紅(さるすべり)」が原作。映画「クレヨンしんちゃん」シリーズや「河童のクゥと夏休み」などで知られる原監督が手がけ、江戸の四季を通して、主人公のお栄を中心に、北斎や仲間たちとのにぎやかな日々を描く。主題歌は椎名林檎さんの「最果てが見たい」。

 今回、お栄の声を演じた杏さんは、原作者の杉浦さんのファンであることから「こうして関わらせていただけて光栄」と喜び、「そして、その主題歌が大好きな椎名林檎さん。小躍りしちゃうくらいうれしかったです」とにっこり。続けて「北斎は90歳近くまで生きたんですが『あと5、10年生きられたら、本物の絵描きになれたかも』と言って亡くなっていったのは、クリエーターの業のようなものを感じさせる。『最果てが見たい』というタイトルにすごくリンクしてるんじゃないかなと思います」と話していた。

 舞台あいさつには、松重豊さん、濱田岳さん、立川談春さん、清水詩音さん、原監督も登場した。

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