女優の八千草薫さんが23日、東京・神保町の岩波ホールで行われた主演映画「ゆずり葉の頃」(中みね子監督)の初日舞台あいさつに登場。故岡本喜八監督の妻で映画プロデューサーの中監督が76歳で初めて作った同映画について、八千草さんは「この映画はいろんな意味で、とても手作りの映画だと思うんです。毎日お天気がよくなくて、どうなっちゃうのか……」と、やんわり撮影の苦労を説明し、「本当に映画になるのかな? というくらい、心配だったんですね……」と、本音を明かして会場の笑いを誘った。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
映画は、秋深まる軽井沢を舞台に、老境を迎えた八千草さん演じる女性・市子が、かつて心を寄せていた人が描いた絵画を追って旅に出て、出会う人々の温かさや若き日の記憶を感じるという物語。中監督は「胸がいっぱいでごあいさつが言えません。これ以上言うと涙が出ます」と、声を詰まらせた。
八千草さんが「この映画はそもそも詩的で、それにぴったりの映像ができた。音楽もすばらしくて」と絶賛しながらも「何か、あの、こんなすばらしい映画になるとは思っていませんでした!」と苦笑すると、中監督も「映画ができたのは『奇跡かな』と思った」とうなずき、「天上から、亡くなった仲間が『やっちゃったんならしょうがない』と手伝ってくれたと感謝しております。どうぞ地上の方はそれを受けまして、私たちをまた支えてくださいますように」とちゃめっ気たっぷりにPRした。
舞台あいさつには、八千草さん、中監督のほか、俳優の風間トオルさん、岸部一徳さん、六平直政さんが登場した。
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)で主人公モアナが楽曲「ビヨンド ~越えてゆこう~」を歌う劇…
人気グループ「なにわ男子」の長尾謙杜さんが、2025年4月4日公開の映画「おいしくて泣くとき」(横尾初喜監督)で劇場映画初主演を務めることが11月22日、分かった。ヒロイン役は俳…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」を、ガー…
故・坂本龍一さんが指揮をとった2014年のフルオーケストラ公演「Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014」の模様が映画化され、2…
俳優の今田美桜さんが11月19日、東京都内で行われた映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督、12月6日公開)の完成披露舞台あいさつに、他のメインキャストと共に出席。美…