奈良くるみ選手:全仏初戦突破は「うまくハマった」

「全仏オープンテニス2015」2回戦に挑む奈良くるみ選手 写真:アフロ
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「全仏オープンテニス2015」2回戦に挑む奈良くるみ選手 写真:アフロ

 フランスで開催中のテニスのグランドスラム(4大大会)の一つ「全仏オープンテニス2015」。大会第4日の27日(日本時間)は、錦織圭選手や奈良くるみ選手、土居美咲選手が登場する。女子シングルス2回戦に挑む奈良選手に意気込みなどを聞いた。WOWOWでは同大会の様子を6月7日まで連日生中継する。

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 --フランスのオセアン・ドダン選手に逆転勝利を収めた初戦の印象は?

 自分の懐の深さですごくよく頑張ったなと思います。

 --2年連続初戦突破の気持ちを教えてください。

 本当にうれしいですね。毎試合、毎試合、やっぱりグランドスラムの1勝というのはすごくうれしいですし、勢いのある選手に逆転勝ちできたっていうのは、とてもうれしいです。

 --ドダン選手の印象は?

 やはり本当にスピードが速くて、ファーストセットはそこに対応できない部分もありましたし、思った以上にミスが少なく、しっかりサーブもストロークもどのショットも素晴らしいショットを打ってくるなという感じでした。

 --3-6、1-3まで一気に行ったようですが、どんな気持ちで1-3から一気に挽回したのですか?

 とにかく、相手がすごくいいプレーをしていることには間違いなかったので、とにかくファイトして、毎ポイント、毎ポイント、とにかく相手に一本でも多く打たせることを心掛けました。セカンドセットからは軌道を高く、ループも混ぜられたので、それがうまくハマったなと思います。

 --高いボールを混ぜたことで、ドダン選手が崩れてきた瞬間はあったんですか?

 特に崩れたなっていうのは見られなかったんですけど、やはり相手も最後まで集中していましたし、ただスピードを遅くすることで自分もより前に入るところも増えましたし、何より自分の武器である、ミスせずラリーを続けるっていうことがセカンドセットの後半からできるようになりました。

 --セカンドセットを取り切って、ファイナルセットはどんな気持ちで臨んだのでしょうか?

 もうあんまり変な緊張もせず、やることは明確だったので、軌道を高くループも混ぜて、いけるところはしっかり前に入っていく、このシンプルなパターンっていうのを自分でイメージできていたので、ファイナルセットをああいう形で取れたと思います。

 --強打を止めるフットワークのために、特別なトレーニングなどで意識して取り組んできたことはありますか? また、メンタルの強さを保つためにしていることは?

 うーん、まあそんな特別なことはないですけど、私はやっぱり身長が低いし、パワーもない分、ああいう勝ち方っていうのは、ああいう負け方をしていても常に頑張っていかなければいけないっていうのは自分の中で思っています。練習からでもどのポイントでも、一球一球しっかり意味を持って、練習、トレーニングにつなげるってことが、やっぱりパワーがある選手だったり、スピードのある選手に対応していく、そういったところでしか詰めていかないといけない(部分)と思うので、そういったところを日頃から心掛けています。

 --そして次の対戦相手のルーシー・サファロバ選手の印象は?

 あんまりやったことはないので……。ただ今年プレミアも優勝していると思いますし、すごく強い選手なので、いい試合ができたらいいなと思います。

 --左利きの選手でクレーコートですが、左利きの選手は得意ですか?

 まあバックハンドは得意な方なので、うまく崩していければ、左利きの選手っていうのは、自分が優位になるパターンもあると思うので、特にクレーコートは自分にもやることが増えてくると思いますし、いいチャンスができるように頑張ります。

*……WOWOWでは、大会の様子を6月7日まで連日生中継。27日午後5時55分から女子シングルス2回戦のルーシー・サファロバ選手対奈良くるみ選手、男子シングルス2回戦の錦織圭選手対トーマス・ベルッチ選手(第2試合)を生中継する。

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