MD松尾のヒット解析：「ファイアーエムブレム」がV2　「妖怪ウォッチバスターズ」に期待

　TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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　「ファイアーエムブレムif　白夜王国／暗夜王国」（3DS、任天堂）が引き続き好調。ようやく品薄も解消されつつあり、ヒットにつながっています。「リズム天国　ザ・ベスト＋」（同）も再浮上の3位。「ペルソナ4　ダンシング・オールナイト」（Vita、アトラス）も変わらず好調。女性ファンが多いのも特徴です。

　◇今週の動き

　「妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団／白犬隊」（3DS、レベルファイブ）が断トツでしょう。「2」の人気モードをパワーアップさせたタイトルで、本編タイトルには及ばないものの、予約数もスピンオフタイトルとは思えないほどの好調ぶり。週末からテレビアニメも新シリーズに突入するほか、新しいメダルも発売と相乗効果も期待できそうです。人気シリーズの最新作「大逆転裁判－成歩堂龍ノ介の冒險－」（3DS、カプコン）はヒットした「逆転検事」（DS、同）と同等の売れ行きが期待できそう。初のVita版となる「太鼓の達人 Vバージョン」（Vita、バンダイナムコエンターテイメント）も予約が大きく伸びており、注目しています。

　◇ランキングは次の通り。（6月29日～7月5日・TSUTAYA調べ・限定版含む）

1位　ファイアーエムブレムif　白夜王国（3DS）

2位　ファイアーエムブレムif　暗夜王国（3DS）

3位　リズム天国　ザ・ベスト＋（3DS）

4位　スプラトゥーン（WiiU）

5位　ペルソナ4 ダンシング・オールナイト（Vita）

6位　マインクラフト（Vita）

7位　ドラゴンボールＺ　超究極武闘伝（3DS）

8位　デビル メイ クライ 4 スペシャルエディション（PS4）

9位　ポポロクロイス牧場物語（3DS）

10位　絶対迎撃ウォーズ（Vita）

　◇プロフィル

　松尾武人（まつお・たけと）　TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ　リーダー

　「GAME　TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。