俳優の佐々木蔵之介さんが13日、パルコ劇場(東京都渋谷区)で行われた主演舞台「MACBETH(マクベス)」の会見に登場。主演舞台は、ウィリアム・シェークスピアの同名作品が原作で、1人で20役を演じ“1人舞台”に近いことから「(役作りは)孤独だった」と苦笑し、約100分に及ぶせりふ量を覚えたことも明かし、「長ぜりふも長すぎる。(せりふを入れても)誰も見てくれないし」といい、「けいこに(演出家の)アンドリュー・ゴールドバーグさんが来てくれ、スタッフも合流して、孤独じゃないんだって感じられるようになりました」と笑顔を見せた。
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舞台「マクベス」は、シェークスピアの四大悲劇といわれる同名作品を原作に、演出家のゴールドバーグさんとジョン・ティファニーさんが現代版にアレンジし、日本公演はゴールドバーグさんが演出を担当し、オリジナル版として製作。佐々木さんは20役を演じる。精神病棟を舞台に、病室に隔離された患者の中に存在する“マクベス”の登場人物たちが物語を明らかにしていくという内容。
「孤独は、佐々木さんにとって四大悲劇ですか」と質問された佐々木さんは「悲劇というより喜劇ですね」とおどけた。また、「マクベス」の舞台となったスコットランドを訪問した姿を収めたフォトブック「動く森-スコットランド『マクベス』紀行-」(扶桑社)について「写真集の方はどうでしたか」と聞かれると「写真集って言うのやめてください」と照れ笑いし、「47歳のおっさんの“写真集”って、かたくなにフォトブックって言ってってお願いしています」と話した。
舞台は同所で8月2日まで公演される。