名探偵コナン
#1196「館ミステリー 渦巻館(後編)」
4月4日(土)放送分
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は「されど僕らの幕は上がる。」(喜多見かなたさん作、白身魚さんイラスト)です。角川スニーカー文庫(KADOKAWA)の今井理紗さんに作品の魅力を聞きました。
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「されど僕らの幕は上がる。」は、架空の人気リアリティー番組「シェアハウス」を舞台に繰り広げられる、青春活劇です。憧れのアイドル青葉ひなたとの共同生活を夢見て、「シェアハウス」に乗り込んだ香椎涼太の幻想は、入居直後に砕かれてしまいます。普段テレビで見ていたキャスト陣はなんらかの“設定”が与えられている姿であり、ひなたの本性は苛烈(かれつ)で、他キャストも個性的。そんな中、唯一の味方だったキャストの若宮琴が突然番組を降りたことから、物語は大きく動きだします。
本当の自分とは何なのか、思春期特有の悩みを丁寧に描きつつ、物語の中心には「シェアハウス」という番組自体の謎……不自然な“卒業”や“設定”も大きく関わっていきます。丁寧な筆致で描かれる、7人の登場人物たちの関係性や彼らのドラマが魅力の作品です。
前作「俺と彼女の青春論争」は単巻の企画として刊行をさせていただいていたので、次は何かシリーズで刊行できるものをと、著者の喜多見かなたさんと、ご相談をしていました。いくつかいただいたアイデアの中には流行のジャンルである異世界転生ものなどもあったのですが、なかなか「これは!」というものができず。その中で喜多見さんからいただいた中にあったのが“シェアハウスもの”でした。
企画を立ち上げた当時、映画化もされた“あのテレビ番組”がちょうどはやっていたこともあり、これを物語に落とすにはどうすれば良いかと考え始めたのがきっかけだったように思います。いろいろと考える中で、よくネットなどで見るリアリティー番組の“演出”についてのウワサが本当だったとして、その“演出”と“本当の自分”とのジレンマを描けたら面白いよね、という部分から物語の構想を喜多見さんと練り上げていきました。
シェアハウスものにしようと決めた時からイラストは白身魚さんにお願いしたいと考えていました! というのも、今回のお話はテレビ番組を舞台にしているお話ではありますが、単純に明るい物語ではなく、登場人物が“失ったピースを探す”という、どこか影の部分を抱えている物語です。なので、キャラの可愛さはもちろんですが、懐かしかったり切なかったり、という部分を感じさせるイラストの方……もう白身魚さんしかいない! となった感じです(笑い)。
とてもお忙しい方なので受けていただけるか不安だったのですが、作品に非常にマッチしたイラストを仕上げていただき、編集者としても一読者としてもうれしい気持ちでいっぱいです。
シェアハウスというネタはかなり早く決まっていたのですが、その詳細を詰める作業にかなり苦労しました。物語の舞台になるシェアハウスをどこにあることにするかとか、彼らが学校生活を送っているとしたらどうするのか、とかリアリティーの部分と物語としての面白さの部分のバランスには悩みましたし、気を使いました。
プロトタイプのときは幼なじみに巻き込まれて番組出演をした男の子が主人公のドタバタラブコメだったのですが、それだとよくある“同居もの”の域を出ていませんでした。そこで「番組から与えられる演出に、何か重大な意味が隠されていたら?」というところから、著者の喜多見さんと今のかたちに練り直していきました。アイデア出しに時間がかかったのが大変でしたが、少しひねった物語にできたように感じています。
未読の方もいらっしゃるかと思いますので詳細を明かすことはできないのですが、ちょっとだけ。1巻の終わりで主人公の涼太や番組出演者たちにとって“失われたピース”がそろい始めたので、2巻はそのピースを当てはめていく物語になります。番組に7人が集められた意味とは、番組プロデューサーの目的とは? また、2巻を読んでいただくと、何となく素通りしていた1巻での登場人物の言動の意味が分かると思いますので、そちらも楽しみにしてくださいませ。2巻は冬ごろ刊行予定です。よね? 喜多見先生!(丸投げ)
リアリティー番組ものと、ライトノベルではあまり見ないネタではありますが、7人の少年少女の等身大の姿が丁寧に描かれています。夏にぴったりの爽やかで、かつ読み応えのある作品になっていますので、ぜひお手に取ってみてください。読んでいただいた方は、番組の目的は何なのか、そしてプロデューサーの意図は何なのかを想像しながら、もう一度、読み返していただければ、と思います。よろしくお願いいたします……!
KADOKAWA 角川スニーカー文庫編集部 今井理紗
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