川島なお美さん:雨中の通夜に山田邦子、古谷一行ら2300人

ワインのグラスやボトルに囲まれ川島なお美さんの遺影が飾られた祭壇
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ワインのグラスやボトルに囲まれ川島なお美さんの遺影が飾られた祭壇

 胆管がんのため9月24日に死去した女優の川島なお美(本名・鎧塚なお美)さん(享年54)の通夜が1日、東京・青山葬儀所でしめやかに営まれた。降りしきる雨の中、山田邦子さん、古谷一行さん、南野陽子さん、薬丸裕英さん、神田うのさん、秋元康さんら関係者約1500人、ファン800人が詰めかけ、川島さんの早すぎる死を悼んだ。

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 祭壇は白を基調に赤ワインを思わせる深い赤の花が波のように印象的に配されており、遺影はピンクや赤の大きな花をバックに青いドレス姿の川島さんがほほ笑む写真。「秋想院彩優美俊大姉」と戒名が書かれた位牌(いはい)のほか、大きなワイングラスやワインボトル、愛犬を模した人形などが飾られた。また、会場内の通路の壁には川島さんと夫でパティシエの鎧塚俊彦さんの最後のツーショットをはじめ、2人の仲むつまじい姿や川島さんが熱演する姿などの写真も飾られた。

 喪主を務めた鎧塚さんは、川島さんの最期の瞬間について「私の手をずっと握っていたのですが、頭を上げ僕の目をしっかりと見つめて、はっと魂をはくように一息つき、人生の舞台は幕を閉じました」と明かし、「最後まで本当に立派だったと思います。川島なお美は最後までやっぱり川島なお美のままでした。女房は川島なお美は本当に幸せでした。ありがとうございました」と気丈にあいさつした。

 川島さんは1960年11月10日生まれ。名古屋市出身で、青山学院大在学中にデビューした。現役女子大生タレントとしてバラエティー番組「お笑いマンガ道場」にレギュラー出演。代表作はドラマ「失楽園」(1997年)など。ドラマや映画、舞台などで活躍し、大のワイン通としても知られ、2009年2月に鎧塚さんと結婚。昨年1月に胆管がんの手術を受け復帰、イベントや舞台などにも出演した。今年9月に体調不良のため舞台を降板し、治療に専念したばかりだった。

 ◇主な参列者(敬称略)

山田邦子▽川崎麻世▽古谷一行▽さかもと未明▽デーブ・スペクター▽神田うの▽南野陽子▽秋元康▽薬丸裕英▽中島美嘉▽永井大▽荒川静香▽中島史恵▽小沢真珠▽さとう玉緒▽向井亜紀▽三波豊和▽石田純一▽デヴィ夫人▽山田まりや▽草野とおる▽つまみ枝豆▽江口ともみ▽中井美穂▽横田滋、早紀江夫妻▽徳光正行▽中瀬ゆかり▽久本雅美▽上杉隆

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