cinema staff:「進撃の巨人」EDで話題のバンド 初のドラマ主題歌書き下ろし「人生で有数の仕事」

NHK名古屋放送局で行われた「ガッタン ガッタン それでもゴー」の会見に出席した岐阜県出身の4人組ロックバンド「cinema staff」
1 / 1
NHK名古屋放送局で行われた「ガッタン ガッタン それでもゴー」の会見に出席した岐阜県出身の4人組ロックバンド「cinema staff」

 テレビアニメ「進撃の巨人」のエンディング(ED)曲「great escape」で知られる岐阜県出身の4人組ロックバンド「cinema staff」が15日、NHK名古屋放送局(名古屋市東区)で行われた、28日にBSプレミアムで放送されるドラマ「ガッタン ガッタン それでもゴー」の会見に出席した。同ドラマの主題歌「YOUR SONG」は、同バンドが手がけた初めてのドラマの楽曲で、ベースの三島想平さんは、楽曲を書き下ろすにあたり、台本を読み、ドラマの撮影現場を訪れたといい、「人生で有数の制作の仕事ができたのではないかと、誇りに思えるものになった」と満足そうに語った。

あなたにオススメ

 同バンドは2003年に結成。12年6月にメジャーデビューし、13年8月のシングル「great escape」がテレビアニメ「進撃の巨人」のEDに採用された。

 ドラマはNHK岐阜放送局(岐阜市)が開局75周年を記念して制作。岐阜県高山市や飛騨市で撮影された。故郷・奥飛騨にマイナスの感情を抱いていた2人の男女が、奥飛騨で“宝”と出会い、前向きに生きていく姿を描いた。谷村美月さんが母の死をきっかけに、東京から奥飛騨に戻ってきた加奈を演じ、「劇団EXILE」の町田啓太さんが奥飛騨にある温泉旅館の跡取り息子でカウボーイを夢見る信一を演じた。ほかにいっぷう変わったアイデアマンの小谷良夫役で松尾スズキさんが出演し、コミカルな演技を見せている。

 三島さんは、台本を読んで「主人公の気持ちに自分がダブるところがたくさんあった」といい、「自分自身の背中を押せるような曲にしたいと思った」と回顧。「このドラマは地元賛歌、地元万歳の話ではなくて、どういう決断をしても、どういった場所に行っても、そこに幸せなことや前向きなことがあるという話だととらえた」といい、「どこにだってふるさとはある」という歌詞を挙げ「それがいちばん言いたいこと。誰と出会って、どういう生き方を選択するか。それを自分の後悔のないように選べばそれが道。幸せはそこにあると思ってもらえるような、背中を押すイメージで『YOUR SONG』というタイトルにした」と語った。

 会見には谷村さん、町田さん、NHK岐阜放送局の伊丹晃・制作統括、演出を手がけた同局の冨久尾有里予さんも出席した。

 28日午後10時からBSプレミアムで放送。

アニメ 最新記事