ロック歌手の内田裕也さんが16日、京都市内で開催中の「京都国際映画祭2015」で行われた映画「エロティックな関係」(1992年公開)の上映イベントに登場。この日、会場に足を運んだファンは20人足らずで、冒頭のあいさつで内田さんは「観客が少なくてムッとした。要するにオレの人気がないってことだな」と嘆いた。
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「エロティックな関係」は、内田さんが主演し、1978年に公開された映画「エロチックな関係」のリメークで、女優の宮沢りえさん、タレントのビートたけしさんも出演。パリでのオールロケで撮影された。
内田さんは昔、パリに住んでいたといい、「ドッグフードを食べたり、悲惨な生活だった。リベンジしたくてこの映画を企画した、そんな複雑な感情が入っている」と解説。また当時アイドルとして人気絶頂にあった宮沢さんの印象を聞かれると「りえママが生意気でどうしようもなかった」と振り返っていた。
「京都国際映画祭」は、1997年から京都市内で開催されてきた「京都映画祭」を発展継承する形で2014年に誕生。「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに、映画、アート、パフォーマンス、工芸、演芸などあらゆる分野に対象を広げて京都から世界に文化を発信する。2回目となる今年は、キャッチコピーに「京都は、変や乱が好き」を掲げ、よしもと祇園花月(京都市東山区)をメイン会場に同市内の複数会場で18日まで開催される。
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