俳優の阿部寛さんが主演を務める連続ドラマ「下町ロケット」が18日、TBS系の日曜劇場でスタートする。同じ池井戸潤さん原作のヒットドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」を日曜劇場で世に送り出してきたスタッフが手掛けることでも話題を集めており、阿部さんは、2010年4月期の日曜劇場「新参者」以来、5年ぶりにTBS連続ドラマに出演し、宇宙への夢を諦めきれずに下町の工場で社長を務める主人公・佃航平を熱演する。
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「下町ロケット」は、池井戸さんの直木賞受賞作が原作。佃航平は自分が開発したエンジンを搭載したロケットの打ち上げに失敗し、責任を取るために退職を余儀なくされ、父親が残した工場「佃製作所」を継ぐことになるが、宇宙への夢を諦めきれずにいる……というストーリー。ドラマは前半を「下町ロケット」、後半を朝日新聞で連載中の「下町ロケット2」を原作に映像化するといい、後半からはドラマと新聞連載が同時進行するという異例の試みだ。
阿部さんのほか、ことあるごとに佃に反発する高校生の娘・利菜役を土屋太鳳さん、物語のキーマンとなる大企業の帝国重工の社長・藤間秀樹役を杉良太郎さん、佃の良きライバルとなる帝国重工部長・財前道生役を吉川晃司さん、佃の別れた妻・和泉沙耶役を真矢ミキさんが演じるほか、立川談春さん、安田顕さん、恵俊彰さんも出演。お笑いタレントの今田耕司さんもドラマの後半パートで重要な役どころを演じることが発表されている。
第1話は、元宇宙科学開発機構の研究員で、現在は父親が残した下町の工場で経営者となった佃航平(阿部さん)だが、諦めきれない自分の夢であるロケットエンジンの開発に力を入れすぎたために、少しずつ業績は下降気味となり、大手取引先である京浜マシナリーから突然取引中止を宣告されてしまう。大口の取引先を失い、メインバンクの白水銀行からの貸し渋りを受け、資金繰りに窮したうえ、ライバル企業のナカシマ工業から特許侵害で訴えられてしまう。そんな中、帝国重工から佃製作所の持つ特許を20億円で買い取りたいとの話が持ち上がるが……という展開。毎週日曜午後9時放送、初回は2時間スペシャルとなる。
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