ハイキュー!!:“2.5次元”で迫力シーンを再現 舞台初日

初日を迎えた舞台「ハイパープロジェクション演劇 『ハイキュー!!』」ゲネプロの様子=東京都渋谷区の劇場「アイア 2.5 シアタートーキョー」で(C)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会
1 / 5
初日を迎えた舞台「ハイパープロジェクション演劇 『ハイキュー!!』」ゲネプロの様子=東京都渋谷区の劇場「アイア 2.5 シアタートーキョー」で(C)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の人気バレーボールマンガ「ハイキュー!!」が原作の舞台「ハイパープロジェクション演劇 『ハイキュー!!』」が14日、劇場「アイア 2.5 シアタートーキョー」(東京都渋谷区)で初日を迎え、上演前に関係者向けのゲネプロでお披露目された。舞台では、主人公・日向翔陽(ひなた・しょうよう)役の須賀健太さんや影山飛雄(とびお)役の木村達成さんらが舞台上を飛んだり、走り回ったりし、セットにボールなどの映像を映すことで、迫力のあるバレーボールシーンを“2.5次元”で再現している。

ウナギノボリ

 「ハイキュー!!」は、古舘春一さんが2012年2月からジャンプで連載中のバレーボールマンガ。中学時代の最後の公式戦で惨敗した日向翔陽が、惨敗した相手チームの影山飛雄と進学先の烏野高校バレー部で再会し、ともに頂点を目指す姿を描いている。テレビアニメ第1期が昨年4~9月に放送され、第2期が10月から放送されている。

 マンガやアニメ、ゲームなどが原作の舞台は2次元(マンガなど)と3次元(舞台)が融合した“2.5次元”などと呼ばれている。舞台「ハイキュー!!」は、舞台上や背景にマンガのようなコマと出演者の写真、吹き出しなどが映し出され、試合の様子をドラマチックに演出。また、試合中は、スクリーンにボール状の影を映し、影に合わせて出演者が走ったり、飛ぶことで、まるでボールがあるかのように見せている。

 舞台では、いしいしんじさんの小説が原作の舞台「麦ふみクーツェ」などのウォーリー木下さんが演出を手がけ、日向と影山の出会い、青葉城西高校との練習試合などが描かれている。月島蛍(小坂涼太郎さん)や西谷夕(橋本祥平さん)ら烏野高校バレー部のメンバーのほか、青葉城西高校バレー部の主将で“大王様”とも呼ばれる及川徹(遊馬晃祐さん)など人気キャラクターも登場する。また、“コート上の王様”の異名を持つ影山の心の成長もマンガやアニメと同様に丁寧に描かれている。

 日向を演じる須賀さんはゲネプロを終え、「大好きなキャラを演じられるのが誇り。“頂の景色”を見たい!」と意気込みを語った。

 23日まで同会場で上演された後、27~29日にシアターBRAVA!(大阪市中央区)、12月5、6日に多賀城市民会館大ホール(宮城県多賀城市)、12月10~13日に再び「アイア 2.5 シアタートーキョー」で上演される。

写真を見る全 5 枚

アニメ 最新記事